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富士フイルムが中国に医療機器と物資を寄付

2020年 2月 13日10:52 提供:東方網 編集者:範易成

  中国における新型コロナウイルス対策を支援しようと、富士フイルムホールディングス株式会社は総額700万人民元相当(約1.1億円)の医療機器と物資を、湖北省武漢市、荆州市、鄂州市、黄岡市及び湖南省湘西自治州内の感染者の治療を担っている医療機関に寄付すると発表した。2月7日、医療用画像ドライイメージャーおよびドライフィルムを含んだ医療機器と物資第一弾が発送され、残りの物資も2月中、下旬に全て到着する予定だ。

  富士フイルム株式会社が寄付した医療機器には、上記の機器の他にも診断スペースが限られる医療現場でも円滑なⅩ線撮影ができる「移動型デジタルⅩ線撮影装置」や、肺炎の臨床検査をサポートする「気管支電子内視鏡システム」、持ち運びやすくその場で非侵襲肺部観察ができる「携帯型超音波画像診断装置」など、新型コロナウイルスによる肺炎の臨床診断をサポートする機材が多数含まれている。さらに物資が現地に到着し次第ただちに使用できるよう、富士フイルムは武漢を含めた中国各地域にサービスエンジニアを手配し、機器の設置や調整にも取り込む予定だ。

  ヘルスケア分野で長年展開してきた富士フイルムは、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大をうけて、直ちに緊急対応を検討した。そして医療現場における機器設置·メンテナンスの需要の急増に応じて顧客の問い合わせに応じるスタッフとエンジニアを24時間待機させ、迅速な対応を確保している。また、医療現場の設備不足を緩和し、より多くの患者を救助できるよう、物流会社や代理店などのパートナーの協力のもと、医療機器と物資をできるだけ迅速に各地の医療機関に送り届けられるよう尽力している。

  今回の新型コロナウイルス肺炎について富士フイルム(中国)投資有限公司総裁武冨博信は、「弊社は中国·武漢で発生した新型コロナウイルスを原因とする感染症に罹患された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。同時に、中国の医療最前線で奮闘する医療関係者や研究者に尊敬の念を抱いております。富士フイルムは長年医学画像分野で培ってきたコア技術を活用し、会社一同で全力を尽くしてパートナーと共に質量の高い製品·サービスを一番必要としている第一線の病院に届けて、中国国民と医療関係者と共に新型コロナウイルスによる肺炎に対抗していきたいと思います」と語った。

(編集:w)