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「新時代の中日関係を築く-改革開放以来の中日経済技術協力の軌跡と成果」写真展、北京で開催

2019年 12月 10日13:04 提供:新華網日本語

7日、写真展の開幕式であいさつする清華大学校務委員会の向波濤副主任。(北京=新華社記者/李佼俐)

中国の清華大学と日本国際協力機構(JICA)が共催する写真展「新時代の中日関係を築く-改革開放以来の中日経済技術協力の軌跡と成果」が7~13日の日程で、北京市で開催されている。7日の開幕式に、清華大学校務委員会の向波濤(こう·はとう)副主任、日本の福田康夫元首相、横井裕駐中国大使、中国の王泰平(おう·たいへい)元駐大阪総領事ら中日両国政府の関係部門と機関の代表が出席し、あいさつで中日の経済と技術協力の歩みと成果を振り返るとともに新時代の中日関係の構築について展望した。

向氏は、中日両国の科学技術と経済分野における40年に及ぶ互恵協力は、両国の歴史的調和の実現と新時代の中日関係構築にとって重要な参考となったと述べ、清華大学は長期にわたり、両国の民間交流を非常に重視し、さまざまな形で両国関係の発展にプラスのエネルギーを注入してきたと紹介。写真展開催は中日の発展の歴史をさらに学び、友好関係を発展させるきっかけになると期待を寄せた。

福田氏は、新時代における日中関係の現状と展望について語り、写真展は中国の急速な経済発展の過程とその中で日本が果たした役割を理解する上で重要な意義を持つと指摘。日中双方が昨年10月に対中政府開発援助(ODA)の終了で合意したことで、両国は対等なパートナーとして新たな段階における二国間協力を進展させていくとの考えを示した。

横井氏は外交官として対中ODAに関わった経験を振り返り、ODAが中国の改革開放を促進しただけでなく、日本の対中投資環境の改善や民間経済交流を推進する役割を果たしてきたと分析し、今後の開発分野における対話や人材交流、地球規模の課題解決に向けた協力の進展に期待を示した。

日本の対中ODAは1979年、中日両国首脳の合意によって正式に始まり、日本は40年にわたりODAを通じて中国の改革開放事業を積極的に支援してきた。(記者/胡暁格、李佼俐)