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「一帯一路」サミット出席の高知・滋賀・山梨県知事、協力に期待

2019年 4月 28日17:52 提供:中国国際放送局

第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが閉幕した27日、日本の首相特使としてサミットに参加した二階俊博自民党幹事長と共に北京を訪れていた高知、滋賀、山梨三県の知事がCRIのインタビューに応えました。県知事たちは、「一帯一路」イニシアティブがもたらす中国と日本、および「一帯一路」沿線諸国との交流のチャンスに期待を寄せました。

高知県・尾崎正直知事

高知県の尾崎正直知事は「『一帯一路』は世界各国がウィンウィンの関係を築く、素晴らしい考え方だ。このプラットフォームでは、バイラテラルな関係だけでなく、世界各国とのマルチな交流もできる」とした上で、習近平国家主席が開幕式で行った基調演説については、「債務の持続可能性、さらにグリーン投資の着実な推進、国際ルールの遵守にも言及しており、この構想への協力を考える国は増えるだろうと感じた」と話しました。また、高知県と安徽省が友好交流を始めて今年で25周年であることに触れ、「これにあわせて様々な連携をし、地方の大学との連携も深めたい」と、中国との地方交流への意欲を示しました。

甲賀忍者を連れてインタビューに応じた滋賀県・三日月大造知事(左)

滋賀県の三日月大造知事は、助っ人として同行した「甲賀忍者」と共にインタビューを受けました。三日月知事は「滋賀県も国連が提唱する『持続可能な開発目標(SDGs)』を追求している。この開発目標も、近江商人の心得である『三方良し』(「売り手良し」「買い手良し 」「世間良し」の意)も、『一帯一路』の精神ととても合うと思っている。習主席は基調演説で、グリーン投資と持続可能性を訴え、未来を見据えると同時に、アジアや世界とのつながりを重視する姿勢を見せている。世界の平和や繁栄のために『一帯一路』で貢献していこうという壮大な構想を直接聞かせてもらい、滋賀県としてもこれから直接かかわっていきたいと考えている」と感想を述べました。

滋賀県は、35年前から湖南省との友好提携を結んでいます。三日月知事は中国との地方交流について、「未来に向けた種撒きとしての青少年交流など、湖南省をはじめとする中国の地方との交流を深めていきたい」との意気込みを語りました。

山梨県・長崎幸太郎知事

山梨県の長崎幸太郎知事は、在中国日本大使館で行われた観光PRイベントにおいて、ブドウがシルクロードを通って山梨に伝来したという例を挙げ、「山梨は中国からやって来たものの終着点」として、「中国の皆さんには、『一帯一路』の始まりから、一番東の果ての山梨県に、ぜひ来てほしい」と呼びかけました。その上で、「観光だけでなく、人的交流も進め、そして山梨のワインをはじめとする様々な製品で中国の皆さんのクオリティオブライフを向上させていく。『一帯一路』沿線の皆さんにも届けたい」と語りました。

さらに、「一帯一路」イニシアティブについて、「中国が開かれて、多くの国と共存共栄を図るプラットフォームを提供するということであれば、日本としても、山梨県としてもありがたい話だ。習主席の提示する方針に基づいて、多くの国が協力をしていけば、世界はもっと平和になると確信している」と示しました。

法被姿でカツオのたたきの調理実演をする、高知県の尾崎正直知事

近江米のおいしさをPRする、滋賀県の三日月大造知事

山梨県産のワインを振舞う、山梨県の長崎幸太郎知事

(取材・写真:王小燕、星和明)