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中日両国若者、「少子化現象」について討論

2019年 2月 22日11:15 提供:中国国際放送局

公益財団法人日本科学協会は21日午前、「少子化現象について~将来を担う私たちができること~」をテーマに「日中若者討論会」を開催しました。

本討論会に参加した35名の中国人学生は、2018年度に中国で開催した「日本知識大会」や「日本研究論文コンクール」「作文コンクール」で優秀な成績を獲得し、訪日団のメンバーとなった学生です。一方、日本側からは東京大学、一橋大学、慶応大学などの20大学から54名が集まりました。将来を担う両国の若者たちは、身近で共通の話題である少子化について、国民意識、社会事情など様々な視点から、意見を交わしました。

討論会会場

グループ代表発表

主催側は、考えが柔軟な若者の意見交換は両国の相互理解に役立つと評価し、イベントの継続開催を表明しました。

討論会に参加した日中両国学生たち

なお、訪日団は一週間の日程で、東京、沖縄、滋賀、京都などを見学する予定です。(取材、写真:李軼豪東京特派員)

☆訪日団メンバーが優秀な成績を獲得した各大会

「笹川杯全国大学日本知識大会2018」

日本科学協会と中国の大学が、日本をもっと知ってもらうため、中国の大学の日本語学習者を対象に2004年度から毎年開催している“日本に関するクイズ大会”で、今年度は中国全土から109大学(選手:327名)の参加を得て北京大学で開催しました。

中国の全ての日本語学科設置大学(503大学)の1/5を大きく超える109大学が一堂に会し、日本知識を日本語で競うこの大会は、中国版“日本知識の甲子園”とも言えるイベントで、中国の大学の日本語学習者には大きな学習目標の1つとなっています。

※2004年度からの参加大学累計:796大学(選手約2,388名)

「笹川杯作文コンクール2018」

日本科学協会、中国青年報社、人民中国雑誌社が中国の若者に日本への関心や理解を深めてもらうため2008年度から共催している「日本に関する作文コンクール」で、中国語版と日本語版のコンクールを並行実施しています。

なお、中国語版(媒体:中国青年報紙)のコンクールについては、日中関係の影響により2012年度以降、開催を見送っています。

※2008年度からの応募累計:約48,620点

「“本を味わい日本を知る”作文コンクール2018」

日本科学協会と上海交通大学が、本を通じて更に日本を知ってもらうため、中国全土の大学生等を対象に2016年度から開催している“日本に関する図書”の感想文コンクールです。中国語での応募とすることで多くの若者からの応募を目指しています。

※2018年度までの応募数:4,543点

「笹川杯日本研究論文コンクール」

本論文コンクールの特徴は、決勝戦で最終答弁も行われるため、論文だけでは見えない学生の日本語表現力も重要な審査基準となり、総合的な能力や思考力が試されます。従来に無い新しい論文コンクールとして中国全土の大学から注目され、第一回の2018年度には54大学から178の論文が集まりました。