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シンポジウム開催、運命共同体について話し合う=上海

2018年 10月 29日14:49 提供:中国国際放送局

シンポジウム会場の様子。大勢の人がつめかけた。

27日と28日の2日間、上海の復旦大学で、国際学術シンポジウムが行われました。このシンポジウムは、中日平和友好条約の締結40周年、そして現在創価学会の名誉会長である池田大作氏による日中国交正常化提言、いわゆる「池田提言」の発表から50年となるのを記念したもので、復旦大学と創価大学が主催し、中華日本学会の協賛により、「人類運命共同体のビジョンと実践」といったテーマで話し合われました。

創価大学の田代康則理事長。

復旦大学の陳志敏副校長、創価大学の田代康則理事長がそれぞれ挨拶したほか、中国社会科学院日本研究所共産党委員会の劉玉宏書記が中華日本学会を代表して挨拶しました。そして、池田氏からメッセージが送られています。

全国政治協商会議元常務委員で、外事委員会の趙啓正主任。

また、全国政治協商会議元常務委員で、外事委員会の趙啓正主任が演説を行いました。趙主任は中日関係について、「習近平主席の唱える『人類運命共同体』を実践に移す要となるものであり、また両国外交の方向性でもある。両国は、協力ウィンウィンを中心とする新なた国際関係を築くべきだ。両国が安定し持続的な信頼関係を築き、互いに心を通わせるようにするため、社会の各界は大きな責任を負っている」と述べました。

そして、池田氏の祝賀メッセージでは、50年前の提言について「両国の歴史と伝統、地理や民族性を考えたものであり、人類運命共同体の理念によるものでもある。当時1万数千人の学生を前にして発表し、その学生たちはそれぞれの人生で両国の平和や友好を推進することを誇りに思っている」と述べています。

創価大学の馬場善久学長。

さらに創価大学の馬場善久学長は、習主席による「人類運命共同体」の理念から、50年前の米国経済学者の主張を引き合いに出し、民族や国を乗り越えて利益を実現させるという池田氏の理念について説明しました。

このシンポジウムには100件以上の論文が寄せられ、両国の学者およそ160人が、平和主義、人間主義、教育主義、文化主義という4つの面から池田氏の考えについて話し合い、中日関係の改善や発展へ提案がなされました。(殷、森)