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永遠の隣人を知るためにーある日本人ジャーナリストの「故宮物語」

2018年 6月 8日11:42 提供:新華網日本語

『謎の名画・清明上河図』『被誤解的日本人』(誤解された日本人)などのベストセラーで知られる日本人ジャーナリスト・野嶋剛氏は第三者の視点から両岸(中国の大陸と台湾)故宮の歴史に注目し、中国の読者に目新しさを提供し続けている。2014年初め、上海訳文出版社から野嶋氏の『ふたつの故宮博物院』(中国語題:両個故宮的離合)の中国語簡体字版が出版されて大きな反響を呼んだが、2018年初めには再び同社から『故宮物語』の中国語簡体字版が発売された。

この『故宮物語』中国語簡体字版は全90話収録、文化財の物語や歴史秘話、故宮にゆかりのある人物との対談などの形で、読者に故宮の全体像を立体的に示している。

野嶋氏は「90話の物語は、芸術史の価値観を起点としているだけでなく、故宮の人類に対する文化的意義を思考している」と述べた。

野嶋氏はまた、子どものころ読んだ『三国志』が中国文化との初めての出会いだったと紹介。「日本には『三国志』が好きな読者がたくさんおり、彼らは小説の中の英雄人物に詳しいだけでなく、物語の発生地点もよく知っていて『赤壁』という2文字を見ただけで非常に親しみを覚える」と語った。

野嶋氏はさらに「われわれの永遠の隣人、中国を知るために、中華文化財の精髄を代表する故宮の文物コレクションは絶好の素材だ」と述べ、中国の歴史を深く知ることが中国を理解する最善の手段との考えを示した。

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