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成都市で中日防災シンポジウム開催

2018年 5月 29日15:42 提供:新華網日本語

28日、成都市で開かれた中日防災シンポジウムで、式辞を述べる四川省人民政府の尹力省長。中日防災シンポジウムが同日、中国四川省成都市で開催された。中国側の代表および日本の政界、ビジネス界、学界の代表が、災害時の緊急対応や緊急配送、建築物の耐震化、防災減災およびコミュニティの構築について対話を繰り広げた。(新華社記者/王迪)

中日防災シンポジウムが28日、中国四川省成都市で開かれた。日本の政界、ビジネス界、学術界からの代表が出席し、中国側出席者と緊急対応・緊急配送、建物の耐震と防災・減災、地域コミュニティーの構築について話し合った。

「自然災害が多い日本と中国だからこそ、災害から尊い命を守るという課題に協力して立ち向かうことが重要だ」と、日本自由民主党の二階俊博幹事長は述べた。そして、「『決断と実行』。これは、私が『政治の師』と仰ぐ田中角栄首相が何度も口にした言葉だ。私自身、震災直後にここ成都の空港に赴き、テントや食料、日用品などの救援物資を直接届けた。少ない量だったが、われわれの日中友好の願いを実際に行動で示したものだった」と自らの救援経験を振り返り、今後両国が、災害対策分野での協力の強化、防災・減災に関する知識や経験の共有、次の世代の防災意識の向上などに取り組むことを提案した。

四川省人民政府の尹力省長は、四川大地震に対する日本の援助に、次のように感謝の意を表わした。「 災害には国境など存在しない、偉大な愛は国境をも超える。四川人民は永遠に忘れない。『5・12』汶川地震(四川大地震)直後、日本の政府と人民はすぐに手を差し伸べ、救援と援助を提供した。二階俊博幹事長が自らチームを率いて救援物資を届けたのは、中国と四川人民に対する深い友好の気持ちの表れだ」。

今年は「中日平和友好条約」締結40周年であり、「5・12」汶川地震から10周年に当たる。中日両国は今回のシンポジウムを通じて、防災・減災とより幅広い分野での協力を促進していくよう望んでいる。シンポジウムは中国人民対外友好協会、中国日本友好協会、四川省人民政府、日本の外務省が共同主催した。(記者/王迪)