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アリババ集団の馬雲氏、日本の若者に起業を語る

2018年 4月 27日8:41 提供:新華網日本語

中国のインターネット通販大手、アリババ集団の馬雲(ジャック・マー)董事局主席(会長)は25日午後、日本の早稲田大学で起業について講演や学生、教員と対談する特別イベントを行った。馬氏は対談の中で、学生起業家に対して、ビジョンを確立し、チームの力を結集、たゆまぬ努力で成功を勝ち取るよう激励した。

馬氏は、起業家には知能指数(IQ)、心の知能指数(EQ)、そしていわゆる「愛の指数」(LQ)、すなわち他人から好かれ、尊敬される能力が必要だが、最も重要なのは独自のビジョンを持つことで、そのビジョンを信じて疑わない事だと語った。

人工知能(AI)企業の起業家で早稲田大学大学院の博士課程で学ぶ今林広樹氏は、自身のチームの信用を得るにはどうすればよいか質問し、馬氏は「一番重要なのはメンバーにチーム全体が共通の目標と使命を持っていることを信用させることだ」と答えた。

起業家が遭遇する困難について、馬氏は、諦めずに取り組むよう激励する一方、むやみに起業することは勧めないとし「一つのアイデアがあれば起業できるわけではない。しかし、アイデアのある起業グループに入って経験を積むことは可能だ」と述べた。

早稲田大学の玉城絵美准教授は、馬氏が大学は産業界に需要がある課題の研究にさらに注力すべきと指摘したことについて、今後は学生たちにこの方面についてより多く指導したいとの意向を示した。抽選で選ばれた約1200人の教員と学生、社会人がイベントに参加した。馬氏は演壇上で3人の起業家と対談をした後、さらに参加者の学生の就職、企業運営、ICチップの発展、健康産業などに関する多くの質問に答えた。

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