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デルタ株を迎え撃つ、中医薬・西洋薬の併用で良好な医療効果

2021年 8月 17日15:27 提供:中国国際放送局

  江蘇省では7月20日から現在までの間に、新型コロナウイルス感染症の国内感染者60人余りが退院しました。国家中医薬管理局は、今回の感染拡大が始まってから、中医学の専門家を南京市に派遣し、感染の予防・抑制と治療の指導を行いました。

  国家中医薬管理局の新型コロナウイルス感染症予防・抑制活動専門家チームの張忠徳副チーム長は、雲南省、広東省、江蘇省でデルタ株によって引き起こされた感染拡大の救急・治療指導業務に参加しました。張氏によりますと、中医学の専門家による研究・討論の結果、今回の感染拡大は相変わらず中医学の「感染症」の範囲に属しているとのことです。

  中医薬は、今回の感染拡大において、4カ月の乳児から90代の高齢者までの予防、救急治療、退院後のリハビリ治療に関与しました。4カ月の乳児は、中医薬の煎じ薬を服用したところ、症状が明らかに改善しました。

  重症・重篤の救急治療において、中医学と西洋医学の併用は、病源遮断、死亡率減少の面で非常に良い役割を果たしました。広東省では5月以降、中医学と中医学・西洋医学の併用による治療を受けた患者は156人で、患者全体の93.4%を占め、とても良い効果がみられました。

  各地では中医薬の予防介入も普及しています。湖北省枝江市では毎日、煎じ薬約6000袋を医療従事者や隔離措置を受けている人に無料で届けています。湖南省張家界市中医医院がこれまでに感染対策の第一線に送った、26万袋余りの中医薬の予防煎じ薬は、高い効果を発揮しているとのことです。(雲、柳川)