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相手を尊重し、栄光を分かち合う=五輪精神

2021年 8月 13日14:16 提供:中国国際放送局

  東京五輪を前に、国際オリンピック委員会(IOC)は五輪のモットーに「共に」を加えました。選手が競技場の内外で見せた温かさ、親しみやすさ、寛容さは団結と友誼というオリンピック精神を完璧に説明しています。こうした温かい感動的な瞬間は、時に金メダル以上に感動的な印象をもたらします。

  7月30日、中国の汪順選手が東京五輪の競泳男子200メートル個人メドレー決勝で1分55秒の記録で優勝し、アジア記録を更新しました。試合後、汪選手がプールサイドを通り過ぎる際、五輪5大会に出場し、生涯最後の戦いを終えたばかりの35歳のハンガリーのチェ・ラースロー選手が真正面から迎えると、汪選手はすぐに両手を伸ばしてこのベテラン選手と握手し、一礼しました。尊重、敬意、理解、これらのオリンピック精神の全てがこの深々とした一礼の中に含まれています。

  同じ競泳プールで、中国は女子4×100メートルメドレーリレーで4位の成績を収めました。試合後、張雨霏選手が同じプールで戦った日本の池江璃花子選手を抱きしめたシーンは感動的でした。池江選手は2019年に白血病と診断された後、粘り強く病魔を乗り越えてプールに復帰し、東京五輪の出場権を手にしました。張選手と池江選手のこのハグは選手同士の励ましと相手への尊重がこもっており、感情深いハグの後、張選手は池江選手を祝福すると共に、杭州アジア大会での再会を約束しました。

  7月29日、卓球の女子シングルス決勝が行われ、中国の陳夢選手が優勝しました。表彰式で、陳選手は銅メダルを獲得した日本の伊藤美誠選手を優勝者の表彰台に誘い、一緒に写真を撮りました。相手を尊重し、栄光を分かち合うことこそが五輪精神です。(雲、坂下)