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青海チベット高原をゆく⑭-チベット医療支援の医師たち

2021年 8月 11日13:00 提供:中国国際放送局

  チベットへの医療支援・援助活動は、同地の医療衛生の高速・高品質な発展を推進する重要な措置の一つとみられています。

  

  ナクチュ市人民病院

  遼寧省がナクチュ(那曲)地域のペアリング(対口)支援を2015年8月に開始して以来、同省の25の「三級甲等病院」がチベットで医療支援を展開し、6年間で延べ119人の医師を送り、ナクチュ地域の民衆の健康を力強く支えてきました。

  

  ナクチュ市人民病院婦人科の劉洋成主任

  ナクチュ市人民病院婦人科の劉洋成主任は、大連医科大学付属第一病院所属のチベット支援医師です。劉主任は「現在、ナクチュ市人民病院の医療システム全体が大きく発展している。以前は患者を救うのは主に経験に頼っていたが、今では計器や設備、専門家、看護がかなり行き届いている。今年は、県や村から転院してきた重篤な産婦の救命が100%成功した」と紹介しました。

  

  病院内のペアリング支援のポスター

  劉主任はまた、「近年、チベットでは妊産婦の保健意識と衛生観念に大きな変化がみられている。チベットの産婦らはこれまで、自宅で自分で出産する古い伝統習俗があったが、今では産婦の来院出産率が非常に高くなった。これにより産婦の死亡率が大幅に低下し、新生児の生存率が向上した」と喜びながら語りました。

  

  ナクチュ市人民病院婦人科の郭東幸医師

  大連大学基本臨床学部を卒業後にナクチュ市人民病院婦人科に勤務する郭東幸医師は、「初めて病院に来た時、思っていた以上に発展していて、規模が大きく、設備も整っていた。年に1度しか実家に帰れないが、ここで働く価値がある」と述べました。

  ナクチュ市人民病院では昨年、妊産婦出産者数は延べ3289人で、2015年と比べて49%増え、新生児の出生数は3211人で、同50%増えたとのことです。(取材・写真:趙雲莎)

  

  ナクチュ市人民病院婦人科の病室