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多くの都市でデルタ株を確認 各地で対策強化

2021年 8月 6日11:55 提供:中国国際放送局

  中国ではここ数日、新型コロナウイルスのデルタ株が全国の多くの都市で確認されたため、各地で感染拡大を抑制するための対策がこれまで以上に強化されています。

  江蘇省では4日、現地感染が新たに確認された人が40人発生しました。うち36人は揚州市からの報告でした。揚州市には5日午後5時時点で高リスク地区が1カ所、中リスク地区が51カ所あります。揚州市では同日、3回目の大規模なPCR検査が始まりました。同市では、27の感染症調査グループが調査効率の向上を目指して協同作業を行っています。

  同省南京市では5日、感染症重点地区における5回目のPCR検査が始まりました。検査はコミュニティーや村など末端の生活エリアまでをカバーしています。同市では5日午前中、初めて回復した患者グループとして6人が退院しました。

  北京市では5日、地下鉄7路線の一部の駅での朝のラッシュアワーにおける人数制限が始まりました。同市では8月に予定されていた大規模なイベントの開催が取り消されました。8月18日から22日まで北京で開催される予定だった「2021世界ロボット大会」は延期が決まりました。

  山東省蓬莱市では5日、住民全員を対象とするPCR検査が始まりました。湖北省荊州市の重点区域や河南省鄭州市でも同日、住民全員を対象とする2回目のPCR検査が始まりました。鄭州市の各バスターミナルでは、市外に向かうバスの運行がすべて取り消されました。

  それ以外に空港や港、国境貿易のゲートなども感染防止の重点個所です。民用航空局は入国した航空機の検疫や消毒、清掃、機器の整備、運搬など各段階におけるリスク抑制を徹底させています。交通運輸部は港における高リスク従業員の感染症予防・抑制を強化しました。全国各地の鉄道の駅では、条件を満たさない人の乗車を確実に拒絶しています。(閣、鈴木)

  

  天津港で消毒を行う係員