ようこそ、中国上海!
在上海多国籍企業職場復帰ケース

Home >> 新着 >> 経済

国産車の海外市場開拓支援に 広州南沙港に新航路

2021年 8月 4日17:35 提供:中国国際放送局

  日本郵船株式会社(NYK)の自動車運搬船が3日午後、広州港南沙完成車専用ターミナルに停泊しました。それに先立ち、ターミナルには船積みを待つ中国国産車550台が整然と並べられました。NYKにとっては、南沙自動車港での初の対外貿易輸出航路となります。また、同ターミナルが2020年12月に初の固定航路を開通してから2番目となる固定航路でもあります。

  

  「NEPTUNE LEADER」という名の自動車運搬船は3日夜に船積みを終えて出港し、カタールやクウェート、サウジアラビアなどの「一帯一路」沿線諸国へと向かっています。

  

  国産車の国際市場開拓を支援するため、広州港南沙港区は「南沙自動車口岸連結共有プラットフォーム」を立ち上げ、車両の出荷から港湾に到着するまでの一連の輸送、積み替えなどが継ぎ目なく行える流れを確立させました。なお、輸出に用いられる自動車運搬船に対して、手続き面で優先的に対応するという優遇策も導入しています。

  統計によりますと、今年上半期に南沙自動車港経由で輸出を申告した国産小型車は6349台に上り、2020年の6倍となっています。ブランド数は10ブランド、車種は乗用車、大型車、特殊車両などに及び、輸出先はアラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェート、サウジアラビアなど7カ国に上っています。(藍、Yan、浅野)