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10+3外相会議、王毅部長が協力強化に向け4項目の提案

2021年 8月 4日10:56 提供:中国国際放送局

  

  王毅国務委員兼外交部長は3日午後、オンラインで行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)と中日韓(10+3)の外相会議に出席しました。

  

  「10+3」協力が来年で25周年を迎えるにあたり、王部長は「これを契機に、『10+3協力活動計画(2023-2027)」を制定し、将来の協力ロードマップを描いて、東アジア共同体構築の目標につなげていく」という考えを示した上で、次の四項目の提案を行いました。

  一つ目は、東アジアに新型コロナウイルス対策の防壁を共同で構築することです。「ワクチンの供給を引き続き拡大し、各国のワクチン接種に助力していく。『10+3』協力基金とASEAN新型コロナウイルス対策基金を活用して、ワクチンなど感染症対策に必要な緊急物資の購入を支持する」という中国の立場を示しました。また、「『10+3』緊急医療物資備蓄センターとASEAN備蓄倉庫の建設を加速する必要がある」との考えを示しました。

  二つ目は、東アジア経済の融合を推進することです。地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の早期発効・実施を目指し、域内経済の一体化プロセスを推し進める必要性を強調しました。また、産業チェーンとサプライチェーンのリスクへの対応力を増強するとともに、『10+3』の相互連結再連結イニシアチブを確実に実施することを強調しました。

  三つ目は、東アジアのモデルチェンジを共同で図ることです。域内のデジタルトランスフォーメーション(デジタル技術による生活やビジネスの変革)を加速させ、「東アジア諸国の市場規模の強みを生かし、人工知能(AI)やデジタル経済などの分野における実務協力を拡大する必要がある」との考えを示しました。

  四つ目は、東アジア価値観の基盤を共同で築き上げることです。「平和、発展、公平、正義、民主、自由といった人類共通の価値観を共同で追求していく」必要性を強調しました。(朱、柳川)

  王毅国務委員兼外交部長は3日午後、ビデオ形式で東南アジア諸国連合(ASEAN)と中日韓(10+3)外相会議に出席しました。

  「10+3」協力が来年25周年を迎えるにあたり、王部長は「これを契機に、『10+3協力活動計画(2023-2027)」を制定する必要がある。将来の協力ロードマップを企画して、東アジア共同体の目標にサポートを提供する」との考えを示したうえで、次ぎの四つの提案を行ないました。