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【CRI時評】「台湾の参加支持」の米議案は単なる自己満足

2021年 7月 31日10:21 提供:中国国際放送局

  

  米議会上院外交関係委員会はこのほど、台湾関連の議案を可決し、台湾が「世界保健総会(WHA)のオブザーバーの身分を取り戻す」ことに協力するための策略を打ち出すよう国務省に求めた。これは感染症を利用して中国の内政に干渉しようとする米国側の一部の者の最新の動きであり、台湾当局とぐるになって「感染症で独立を謀る」行為であり、中米の三つの共同コミュニケの規定に著しく違反し、国際法と国際関係の基本的ルールにも著しく違反しており、中国側はこれに断固反対する姿勢を示している。

  これまでのように、米台が共謀して切った「感染症カード」は、自分たちだけで満足する以外には何の役にも立たない。

  このいわゆる台湾関連議案は、台湾が2017年以降、何年もオブザーバーの身分でWHAに招待されていないことに言及している。その理由を、米議員たちはわかっていないのだろうか。2009年から2016年にかけて、台湾地区が「中華台北」の名義で、オブザーバーの身分でWHAに参加したのは、両岸がともに「一つの中国」原則を具現化した「九二共識(92年コンセンサス)」を堅持した上で、協議により行われた特別な配慮によるものだ。だが2016年から台湾民進党が「九二共識」を認めるのを拒み、かたくなに「台湾独立」の立場をとっているため、台湾地区のWHA参加には政治的基盤が存在しなくなった。

  そのため、2017年以降、WHAは、いわゆる「台湾をオブザーバーとしてWHAに招待する」という提案を大会の議題に盛り込むことを拒否し続けている。これは、「一つの中国」原則は国際的な常識であり、挑戦を許さないことを示している。

  「感染症カード」を切るのは、最近の米台結託の一部にすぎない。米国が台湾関連立法を推進することから、米当局者の度重なる台湾関連の誤った発言、さらには米軍機の台湾墜落に至るまで、米国側の危険な挑発が台湾を絶えずリスクの中に押し込んでいることに人々は注目している。台湾のあるネットユーザーは、米国がこのようにするのは台湾を「カードにしている」とずばり指摘する。この「カード」の運命について、アンクル・サムはこれまで考えたことはなかった。

  台湾問題は中国の核心的利益にかかわる。挑発を受ければ、中国は必要なあらゆる手段を取って阻止する権利がある。米国側が台湾問題で頻繁に「サラミ戦術」を使って、「台湾独立」勢力に誤ったシグナルを送り続ければ、結局は自分の手を傷つけるだけだ。いかなる者も国家の主権と領土保全を守る中国人民の強固な決意、確固たる意志、強大な能力を過小評価してはならない。(CRI論説員)