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青海チベット高原をゆく⑪-山南市桑日県、ぶどうを中心とする地域と経済の活性化へ

2021年 7月 29日22:37 提供:中国国際放送局

  ここ数年間で、ヤルンツァンポ川の河谷地区に位置するチベット自治区山南市桑日県は「会社+基地+農家」のモデルでぶどう産業を発展させ、現地の658世代2105人の農牧民の増収を促進しました。桑日県は今年、ぶどう栽培面積を拡大させて、ワイナリーを建設し、ぶどう栽培、ぶどう生産販売、観光サービスをカバーするぶどう全産業チェーンを構築し、より多くの農民・牧畜民が豊かになるように促す計画を進めています。

  

  桑日県はヤルンツァンポ川の中流河谷地帯に位置し、日当たりに恵まれ、ぶどう栽培に非常に適しています。2010年以降、桑日県はぶどう産業の発展を農業栽培メカニズムへと調整し、農家の増収と富を促進する新たな措置に据えて、貧困世帯の増収と貧困脱却を促進しています。

  

  ここ10年のたゆまぬ努力を経て、桑日県は何世代にもわたって実証された高度の高いぶどう栽培の完全な技術を探求してきました。さらに肝心なのは、ぶどう栽培園区内の貧困家庭は就労を通じて経済的な実効性を得ただけでなく、ぶどう栽培技術を習得し、現地の農民・牧畜民を実際の技術を持つ産業労働者にアップグレードさせたことであり、このような転換は物質生活の転換だけでなく、精神面を潤す転換にもなったということです。

  

  ぶどう園の従業員・格桑洋宗さん

  ぶどう園の従業員・格桑洋宗さん(41歳)は、「以前は県外に出稼ぎに出ていたが、女性として家庭と仕事の両立はあまりできていなかった。2012年からぶどう園で働くようになり、朝9時半から午後6時の出勤時間で、1日160元の給料をもらうことができ、年末にボーナスもあって今の生活に満足している」と語りました。

  

  査果拉畝さん

  今年9月から大学に入学する19歳の査果拉畝さんは夏休みを利用してぶどう園でバイトに励み、「もうすぐ湖南省の大学に行くが、ここで気軽にバイトして大学の生活費を稼いでいる。バイト生活は楽しかった」と話しました。(取材・写真:趙雲莎)

  

  ぶどう園生産のワイン商品