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25人死亡、7人行方不明、記者会見で全員黙祷=河南省

2021年 7月 22日11:50 提供:中国国際放送局

  

  記者会見前に、出席者全員が起立し犠牲者に黙祷を捧げる

  中国中部の内陸にある河南省の洪水緊急対策に関する21日午後の記者会見で、省の洪水対策と救助に関する最新状況が報告されました。省都の鄭州市などは連日、豪雨に見舞われ、多くの地域で深刻な冠水が発生し、川の水位が上昇を続け、危険な状況にあります。水害でこれまでに25人が死亡、7人が行方不明で、全面的な救助活動が行われています。

  鄭州では20日の24時間の降雨量が624.1ミリに達しました。うち午後4時から5時までの1時間が201.9ミリで、日間降雨量、1時間当たりの降雨量ともに観測ステーション創設以来の最高値となりました。市内では冠水が発生し、交通、通信、給水などのシステムが深刻な影響を受けました。地下鉄は全線で運行を停止し、鄭州経由の高速鉄道列車と普通旅客列車も運行停止となっています。市内では、500キロボルト変電所1基、110キロボルト変電所8基、35キロボルト変電所1基が浸水などにより稼働を緊急停止し、顧客98万2200人への電力供給に影響が及びました。

  

  救助活動

  水害発生を受け、省党委員会と省政府は緊急に救助作業を手配し、16万人以上を配置しました。国家発展改革委員会は関係部門を迅速に組織し、積極的に対応し、鉄道、道路、電力などの緊急対応の手配を手早く行い、省を跨ぐ他地域からの支援を強め、河南省への電気、石油、天然ガスなどの安定供給を全力で保障しています。

  21日正午時点で、電力配送会社の国家電網は累計4000人余りを動員し、45万世帯以上への正常な電力供給を回復させ、病院、通信、都市給水などに対し重点保障を行っています。(Mou、柳川)