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青海チベット高原をゆく①-標高4700メートル、「幼小学校」に咲く笑顔

2021年 7月 19日20:50 提供:中国国際放送局

  チベット自治区ナクチュ市アムド(安多)県ザレンクン (扎仁)鎮で「幼小学校」を訪ねました。ここはナクチュ市中心部から90キロ離れた、平均標高4700メートルに位置する学校です。2018年8月に設立され、現在は幼稚園児から小学校3年生まで、4クラス計54人が通っています。みな、地元の農牧民の子どもです。

  

  学校の敷地面積は355.46平方メートルで、敷地内には活動室、遊歩道、保育室などが設置されています。学校ではチベット語と普通話(中国の標準語)を併用したバイリンガル教育が行われていて、美術や民族舞踊といったチベットらしい授業もあります。学校側は「生徒の素養を総合的に高めるため、健康的で楽しい環境を」との目標を掲げています。

  

  民族舞踊の授業の様子

  

  国語の授業の様子

  そんな環境づくりを担っている先生方に、お話を聞いてみました。

  

  美術科のジレンラ先生

  美術科のジレンラ先生は「美術の授業を面白くすることで、生徒たちにはずっと無邪気に楽しく勉強してもらいたい」と語ってくれました。

  

  生徒の健康管理と食事を担当するヤンラ先生

  生徒の健康管理と食事を担当するヤンラ先生は「生徒の健康を第一にしている。栄養バランスの取れた1日3食以外にも、朝の休憩時間にはツァンパ(オオムギやハダカムギを煎ってから挽いて粉にした、チベット伝統の軽食)とバター茶を、午後にはヨーグルトにおやつと果物を出している。また、授業参観などを活用して保護者と積極的にコミュニケーションを取り、教育意識の向上を目指している」と話しました。

  

  国語科のターツェ先生

  国語科のターツェ先生は「生徒たちはみんな国語の授業が大好き。いまは全員は普通話を流暢に話せている。将来、社会に役立つ人材を育てたい」と述べました。

  生徒たちの声も聞いてみました。

  

  ミナさん(右1)

  数学が大好きだという2年生のミナさんは「数学の授業はちょっと難しいけど、問題が解けるのが好き。将来は宇宙飛行士になりたい」と教えてくれました。

  

  ゾマさん(左1)

  4歳のゾマさんは「学校生活はいつも楽しくて、思いきり楽しんでいる」と笑顔で話してくれました。

  

  屋外活動を楽しむ生徒たち