財政部は20日、上半期の全国財政収支状況を発表しました。関連データによりますと、全国の一般公共予算収入は1～6月の累計で、前年同期比21.8%増の11兆7116億元となりました。関係者は、経済の回復が著しい成果を上げていることから、財政収入の増加は所期の予想どおりだと指摘しています。

  財政部国庫支払センターの劉金雲主任は同日、「今年上半期の全国一般公共予算収入は前年同期比21.8%の伸びを示し、2019年の同時期より8.6%伸びて、所期の予想に見合っている」と明らかにしました。また、支出について「全国の一般公共予算支出は1～6月の累計で、前年同期比4.5%増の12兆1676億元である」と語りました。

  さらに、通年の予算収入目标について、「後半の動向からみると、世界の新型コロナウイルス感染状況は依然として深刻であり、国内経済の回復もアンバランスで、基础の不安定さという課題が依然として存在している。さらに、新たな減税政策が打ち出されており、それによる減収が下半期に集中的に反映されるであろうことから、今年の下半期における収入の伸びは上半期より著しく低下する見通しだ」との見方を示した上で、「努力を重ねれば、年間の収入予算目標は無事に達成できる見通しだ」と語りました。（朱、坂下）