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【CRI時評】回復を続ける中国の対外貿易、世界に確実性をもたらす

2021年 6月 8日13:07 提供:中国国際放送局

中国税関総署が7日発表した最新の貿易統計によると、今年1~5月の輸出入を合わせた総額は人民元ベースで前年同期比28.2%増だった。輸出は同30.1%増、輸入は同25.9%増。輸出入を単月ベースでみると、5月までに12カ月連続で増加した。

これらは、中国が感染症拡大の勢いを抑え、工場などの生産を率先して再開させ、政府・業界・企業が一丸となって努力したことによるものだ。同時に、中国の対外貿易の持続的回復は、各国でのワクチン接種規模の拡大や世界的な需要回復ともある程度関連がある。

欧米の一部の国では製造業景況感が回復基調で、その背景には旺盛な実体需要があり、中国の輸出の成長に引き続きプラスとなるだろう。

中国の対外貿易産業の供給能力は、「中国市場は、大量の医療機器や防護用品を提供できるとともに、各国が必要とするさまざまな高付加価値工業製品も提供できる」ことを証明している。

輸入の観点から言うと、中国国内で工業が持続的に回復し、消費が一歩一歩回復するにつれて、中国市場の世界的な製品への需要も戻りつつある。同時に、外部世界は、この対外貿易統計から、中国の輸出入の国際的な資源要素に対する吸引力が増強し続けていることを容易に見て取れるだろう。

世界の産業チェーンとサプライチェーンにおける中国の重要な地位は、容易に取って代われるものではなくなっていることは明らかだ。強大な中国市場は多国籍企業にとって軽視できない収益源となっている。

中国の対外貿易の情勢は持ち直しているが、世界的には感染症の流行は依然として厳しい状況にあり、世界貿易の見通しに対する挑戦となっていることにも目を向けなければならない。地政学的な要素も対外貿易の発展の妨げとなっている。不確実性が多い中で、今年後半の統計がどうなるか。期待を込めて見守ろう。(CRI論説員)