ボアオ国際会議センターで20日、ボアオ・アジアフォーラム2021の「都市群が発展を牽引するー中国広東・香港・マカオグレーターベイエリアを例に」をテーマとするサブフォーラムで、香港特別行政区の林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官は、「広東・香港・マカオグレーターベイエリア都市群の各都市はそれぞれ科学研究、市場、製造、融資などの優位性を発揮し、科学技術革新分野で完全な産業チェーンを構築する必要がある」と述べました。

林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官は、科学技術革新の面で香港の優位性を挙げました。

「香港は優れた科学研究能力を備えており、世界トップ100の大学のうち5箇所が香港にあり、中国科学院、中国工程院の院士は数十人いる。しかし、研究開発成果の転化において、香港には巨大な市場が不足している。広東・香港・マカオグレーターベイエリアの建設に伴い、エリア内の7200万人の巨大な市場優れた製造能力がこの問題を解決してくれました」と指摘しました。

林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官は「香港は国際金融センターだ。ここ数年、新科学技術融資の面で優れた成果を収めた。香港の株式市場は一部の有望な企業を香港に誘致して上場させた。昨年、香港株式市場のIPO資金調達額は世界第2位だったが、今年はさらに好調になる見通しだ」と述べました。

要するに、科学技術革新の分野で、香港は完全な産業チェーンを備えており、これは世界の他のベイエリアにはありません。広東・香港・マカオグレーターベイエリア都市群は、科学技術革新産業に必要なすべての要素を集めているのは非常に珍しいことです。林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官は広東・香港・マカオグレーターベイエリア都市群の革新科学技術の発展に自信を持っています。

広東・香港・マカオグレーターベイエリアは香港、マカオの2つの特別行政区と広東省の9つの珠江デルタ都市からなる都市群で、アメリカのニューヨークベイエリア、サンフランシスコベイエリア、日本の東京ベイエリアとともに世界4大湾エリアと呼ばれています。（強競）