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「一帯一路」が世界貿易の流れを加速

2021年 4月 20日11:08 提供:中国国際放送局

ボアオ・アジアフォーラム2021年年次総会は19日、2日目に入り、「感染症の衝撃への対応、貿易の流れを加速」と題したサブフォーラムが開かれました。海外からの参加者らが、「一帯一路」イニシアチブがコロナ禍の中で果たした役割について熱く議論しました。参加者からは、「一帯一路」が世界経済の回復により多くの原動力を与えることに期待する声が上がりました。

2020年の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、大きな打撃を受けました。こうした中で、中国と欧州を結ぶ定期貨物列車「中欧班列」は、「一帯一路」貿易を滞りなく通じさせる重要なルートとして、アジアと欧州の両大陸間の懸け橋となっています。デンマークの首都コペンハーゲンに本拠を置く海運コングロマリット、APモラー・マースク(中国)のイェンス・エスケルンド総裁は、「中欧班列は双方の貿易交流にとって、とても重要だ。中国は大きな消費市場を有している。より多くの欧州の農産物が中欧班列を通じて中国市場に入ることができ、双方の貿易往来が加速する」と述べました。

統計によりますと、2020年に中国は初めて欧州連合(EU)の最大の貿易パートナーになりました。2021年1~3月の双方の貿易は前年同期比36.4%増と、情勢に逆らうように成長しています。

昨年の新型コロナの影響により、デジタル化プロセスの推進が、クロスボーダー輸送を含む各業界の新たなトレンドとなっています。欧州・アジア横断運輸国際調整評議会のゲンナジー・ベソノブ事務局長は、「双方の輸送と貿易は近年、良好な成長の勢いを保っている。今後、デジタル化された相互連結は双方の経済を効果的につなぎ、貿易の質の高い発展を実現できる」と述べました。(殷、柳川)