国家統計局がこのほど発表したところによりますと、今年1-2月、中国経済は回復的成長を維持したことが分かりました。工業生産の伸びが加速し、固定資産投資は安定した成長を見せ、貨物の輸出入の増加は著しく、都市と農村の調査失業率は前年同期に比べ低下し、国民の消費価格も下がりましたが、工業生産者の工場出荷価格は上昇したということです。

工業生産を製品の生産量から見ますと、新エネルギー車やトラック、工業用ロボット、掘削機、小型のコンピュータ設備の前年同期と比べた成長率はすべて100%を上回りました。2月のサービス業のビジネス活動指数は50.8%で、12カ月連続してクリティカルポイントを超えたということです。業界の状況から見ますと、国民の消費と密接に関係している小売や飲食、娯楽などの業界のビジネス活動指数はいずれも拡張エリアにあり、しかも先月より高くなりました。

また、データによりますと、1-2月の全国ネット販売の小売額は1兆7587億元（約29 兆5124億円）で、前年同期から32.5%伸びました。そのうち、実物商品のネット販売の小売額は1兆4412億元（約24兆1845億円）に達し、30.6%伸びました。さらに、1-2月の国民の消費価格は同0.3%下がったということです。（藍、浅野）