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中国の新たなインフラ整備ブームが世界経済を後押し

2020年 9月 29日16:34 提供:中国国際放送局

新型コロナウイルス感染症の効果的な抑制にともなって、中国経済のエンジンが再び高速で回りだしました。政府の新型インフラ整備プロジェクトは国内に大量の雇用を生み出すとともに、インフラ整備に欠かせない鉄鉱石、ニッケル、銅、亜鉛などの工業金属のニーズが急増しています。外国報道機関は「中国経済の安定的な回復がインフラ整備の急成長につながっている。これによって世界中の金属鉱業が恩恵を受けており、世界経済のパフォーマンスは予想を上回っている」としています。

現在、中国は新たな大規模インフラ整備計画をスタートしており、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、人口知能(AI)、5G、工業インターネットをはじめとする新型情報インフラ整備への投資が拡大しています。複数の省も、数兆元に上るニューインフラ整備計画を相次いで打ち出しています。

写真提供「ニューヨーク・タイムズ」

これについて、イギリスの調査会社キャピタル・エコノミクスの大口商品市場アナリスト、ベイン氏は「中国は経済を再開し、『金属集約型』のインフラ整備プロジェクトへの大規模な投資を進めている。そのため、金属の需要が非常に旺盛になっている」と述べた上で、「中国のGDPの回復速度はその他の国を上回り、勢いがある。これは国際金属市場にとって好ましいニュースであるだけでなく、世界経済の回復も間近であることを示唆していると示しました。

ロンドン金属取引所の銅価格推移図(出典「ウオール・ストリート・ジャーナル」)

「ウォール・ストリート・ジャーナル」によりますと、「世界第二の経済体として、中国は世界中の銅の消費量の半分近くを占めている。最近、国際的な銅価格がここ2年来の最高値を記録している。これは、中国経済が8月も回復状態を維持し、製造業が安定して成長していることが最近の工業金属の価格上昇につながっているためだ」と強調しました。(朱、坂下)