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【CRI時評】中国の経済指標上向きは開放推進と密接な関係

2020年 9月 16日12:23 提供:中国国際放送局

中国国家統計局が15日発表したデータによると、8月の中国の経済は新型コロナウイルス感染症と増水による不利な影響を克服し、主要な指標は上昇を続け、前向きな変化が増え、景気は安定的な回復を示している。

8月の一定規模以上の工業企業(中国で通常、経済統計作成の際の主要な観測対象とされる、年間売上2000万元以上の工業企業)の付加価値額は前年同期比5.6%増で、伸び率は前月比0.8ポイント上昇した。サービス業生産指数は4%増で、伸び率は前月比0.5ポイント上昇した。需要面から見ると、8月の社会消費財の小売総額は前年同期比0.5%増となり、今年初めてプラスに転じた。

8月の中国の対外貿易と外資導入は予想を上回った。8月の輸出総額は11.6%増となり、累計の伸び率は今年初めてプラスに転じた。また8月の実行ベース外資導入額は18.7%増で、伸び率は今年の最高値を記録した。

中国の経済指標が上向きであることは、より高水準の開放の継続的な推進と密接な関係にあり、商品・要素流動型開放から制度型開放へと徐々に移行している。例えば、先ごろ開催された中国国際サービス貿易交易会で、中国は、越境サービス貿易のネガティブリストの管理制度の確立や健全化、サービス市場への参入基準の緩和などを発表し、世界が中国の大きな市場の機会をよりよく共有するのを制度面から助けている。

もちろん、現在の中国の経済運営の変化は主に回復的な成長であることに目を向ける必要がある。多数の主要な経済指標の伸び率はまだ前年同期を下回っており、一部の指標の累計の伸び率は依然として低下の範囲内にある。その上、国際環境は複雑で厳しく、新型コロナウイルス感染症は依然として全世界にまん延し、長期にわたって積み重ねられた国内の構造的矛盾は目立ち、中国経済の回復は依然として大きな圧力に直面している。(CRI論説員)