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穏健な金融政策はより柔軟で適切さを増し、実体経済への支援が充実=中央銀行

2020年 8月 7日11:08 提供:中国国際放送局

中国の中央銀行である中国人民銀行は6日、「2020年第2四半期中国金融政策執行報告」を発表しました。今年に入って進めてきた穏健な金融政策が著しい成果を見せ、テコ入れはより効果的だと明らかにしました。次の段階における穏健な金融政策はより柔軟かつ適切なもので、より標的を明確にするものになるとしています。さらに、実体経済、とりわけ中小企業や零細事業者をサポートし、その安定的な発展を支援していくと強調しました。

報告は、「3000億元(4兆5547億円)の特別追加融資や5000億元(7兆5912億円)の追加融資および再割引政策はほぼ実行済みで、また、1兆元(15兆円)にのぼる追加貸付や再割引政策はうまく噛み合っている。実態経済を対象にした2つの対策を打ち出すとともに、すべての零細事業者にわたるサポートを強化している」と明らかにしています。

6月末時点で、すべての零細事業者を対象にした貸付残高は昨年同期比26.5%増で、伸び率は昨年末を3.4ポイント上回っています。6月の企業への貸付の平均金利は4.64%で、昨年12月より0.48ポイント下がっています。

報告は次の段階の取り組みとして、「金融信用政策が持つ経済構造調整促進の役割を発揮して、実体経済へのサービスのさらなる充実化を目指す」と強調しました。(朱、坂下)