ようこそ、中国上海!
海上会客厅

Home >> 新着 >> 経済 >> 企業

中ロ間のネット通販活発化 貿易1千億ドル突破

2019年 9月 21日15:42 提供:新華網日本語

アリババグループ傘下の海外向け電子商取引(EC)サイト「全球速売通(アリエクスプレス)」を開くと、中国の電子製品や子供用品、アパレルなど多種多様な商品があることが分かる。注文して、商品の受け取りを待つといった中国の消費者にはおなじみのネットショッピングがロシアでも大流行。中ロ双方は日用商品をめぐり、協力を拡大している。

全球速売通(ロシア)の担当者によると、全球速売通を通じ、中国の商品を知るロシアの消費者がますます増えている。2018年の「双11(ダブルイレブン)」と呼ばれる中国最大規模のネット通販セールの期間に、全球速売通(ロシア)のアクセス数は1カ月1億4千万回を超え、中国商品を買い求めるロシア人客の数の多さを裏付けた。

ロシア・スプートニク通信社の最近の報道によると、全球速売通はロシア通信会社と提携、オフラインで実店舗チェーンを展開している。消費者はQRコードを通じて代金を支払うと、2日から10日以内に中国からスマートフォンやイヤホーン、スマートウォッチ、ブレスレットなどが届く。

中国の日用品がインターネットを通じてロシアへ輸出されるのと同様に、小麦粉「MAKFA」、飴「クロッカス」、ビール「バルティカ」などのロシアの人気商品も中国の一般消費者に販売されている。

黒竜江省最大の対ロ通関都市、綏芬河では、ロシア商品を扱う商店が雨後のたけのこのように続々と現れている。地元の伊戈爾大市場はロシア商品の集積地だ。

ロシア商品貿易を手掛ける綏芬河市の商人、李玉海(り・ぎょくかい)氏は「われわれは主にロシア産の酒類や飲料を扱っている。われわれの取引先は全国にある。正規の通関手続きを通じ、多くの商品が国内のスーパーやネット店舗に供給されている」と述べた。

ここ数年の両国の協力の深化、経済・貿易関係の緊密化によって、両国の日用品が互いの市場に進出。18年、両国の貿易は1千億ドル(1ドル=約108円)を突破、前年同期比で27・1%増となり、伸び率は中国の貿易相手国上位10位の中でトップとなった。

統計によると、中ロ両国はエネルギーや航空宇宙、相互連結などの分野で戦略的大型プロジェクトを推進しつつ、農業や金融、科学技術イノベーション、越境ECなどの分野での協力を急速に拡大している。

ロシア科学アカデミー極東研究所のアンドレイ・オストロフスキ副所長は新華社の単独インタビューに応じ、ロシアの良好な生態系は優良な農産物の成長に良く、中国市場のニーズとぴったりだと述べた。

ロシアのオブザーバーは将来、ECやサービス貿易などの分野が中ロ貿易の成長の柱となる可能性があり、さらに多くの中ロ協力の成果を両国民に送ることになろう、と述べた。

当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。