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中国の電力産業、海外進出の主力に

2018年 7月 29日9:12 提供:新華網日本語

中国電力企業連合会がこのほど行ったイベントで、中国の有力電力企業による「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)関連諸国への投資額が2013~2017年の5年間、実行ベースで80億ドルに達したことが分かった。電力の国際連携は大きく実を結び、電力産業はすでに海外進出の主力になっている。

電力産業の国際連携は「一帯一路」建設の見どころであり、花形分野でもある。中国電力産業の投資、技術、設備、サービスでの協力レベルが高まる中、影響力のある多くの代表的なプロジェクトも次々と生まれている。中国電力企業連合会の楊昆常務副理事長は、中国の有力電力企業が2013~2017年の5年間に「一帯一路」関連諸国で行った実行ベース投資額年間3千万ドル以上のプロジェクトは50件以上、実行ベース投資総額は80億ドルに達した。電力プロジェクト請負契約は494件、契約額は912億ドルに達した。フィリピン、ブラジル、ポルトガル、オーストラリア、イタリア、ギリシャなどの基幹エネルギーネットワークの投資と運営にも成功していると語った。

「電力企業は、EPC(設計・調達・建設)契約での事業の一括請負を重点として、資金や技術、規格、管理のオールラウンドな海外進出という生産能力の国際連携モデルを構築している」と楊氏は語る。大まかな統計では、ここ5年で、中国の電力設備の直接輸出総額は62億8400万ドル、技術の直接輸出総額は22億4800万ドルで、海外プロジェクトによる電力設備輸出総額は177億6800万ドル、それによる技術輸出総額は51億2200万ドル。中国による製造と建造、サービスはますます多くの国に歓迎されている。

国務院国有資産監督管理委員会国際合作局の張発衛副局長は、「『一帯一路』構想に後押しされ、電力産業の海外進出能力は大いに高まっている。中国電力企業の世界市場シェアは年々向上し、請け負った海外プロジェクトは中国の電力設備・技術の輸出を促した。海外市場からは、電力網、火力発電、原子力発電、水力発電、太陽光発電、風力発電などの分野での資金、プロジェクト、設備、技術の朗報が続々と飛び込んでいる」と説明した。

中国商務部合作司の韓勇商務参事官によると、電力エネルギーインフラの国際連携はこれまでずっと、中国の対外投資・協力の重要な分野だった。中国の電力企業は積極的に戦略連携を進め、プロジェクトの投資や建設、運営に幅広く参加し、投資先国のエネルギー供給状況の改善や現地住民の生活水準の向上に一役買い、ウィンウィンを実現してきたという。

韓参事官は「中国企業の電力プロジェクト建設関連の新規契約は今年上半期、前年同期比18・1%増の274億4千万ドルに達し、上半期の中国の海外工事請負新規契約全体の25・7%を占めた。海外進出の主力としての役割はますます際立っている」と語った。

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