中国船舶工業貿易公司駐アルジェリア代表処責任者の羅増強氏は１２日、同社を含む中国企業２社がこのほど、アルジェリア側と１億７５００万ドル（１ドル＝約１０６円）のフェリー建造契約を結んだことを明らかにした。

契約はアルジェリアの国営フェリー会社との間で結ばれたもので、建造するフェリーは全長約２００メートル、幅３０メートルで、巡行速力は３０ノット。自動車６００台と乗客１８００名を同時に収容できる。建造期間は２６カ月を見込んでおり、引き渡し後は同国とフランス、スペイン、イタリアなどを結ぶ航路に使用される。

アルジェリア公共事業・運輸省のアブデルガニ・ザアラン大臣は契約式典でメディアに対し、アルジェリアは今後数年間で海洋輸送能力の建設を拡大していくと述べ、中国企業を選んだ理由として、この分野における双方の数十年間に及ぶ良好な協力関係を指摘した。

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