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テンセント馬化騰CEO、「デジタル中国の建設加速」を提案

2018年 3月 6日14:10 提供:新華網日本語

騰訊(テンセント)董事会主席兼最高経営責任者(CEO)の馬化騰氏は、6年連続で中国人民代表大会(全人代)に代表として参加し、中国経済の発展に向けて幅広い視野から提案を行ってきた。2013年にはインターネットの発展の推進を呼びかけ、2015年には「インターネット+」を提唱。今年は「デジタル中国の建設加速」を提案する。馬氏は今年、中国のインターネット発展の進展に基づき、「デジタル中国」に特に注目している。

馬氏によると、「デジタル中国」の概念は「デジタル経済」よりも広がりをもったものとなる。以前は経済だけが焦点だったが、現在では社会のさまざまなものをデジタルの形に変えることができるようになっている。

馬氏は、▽現在のデータプラットフォームを統合し、重要なデジタルインフラの構築を段階的に進める▽公共データの開放を積極的に促し、条件を備えた部門または地域で公共データ開放プラットフォームとデータ製品流通プラットフォームを構築する▽データ関連の市場メカニズムの構築を強化し、健全かつ秩序ある市場競争秩序を維持する――ことを提案。さらに▽デジタル中国の建設への民間参入を促すインセンティブ制度を設ける▽基礎研究や標準制定の推進、国際サイバー空間ガバナンス体制の構築への参加によって、中国の発言力と影響力を拡大する――ことも提唱する。

馬氏によると、従来型小売と電子商取引(EC)との融合が始まる中、テンセントは最近、スマートリテール戦略連携部を社内に設置した。スマートリテールなどに向け、総合的なデジタルソリューションの構築をはかる。

デジタル中国の建設というテーマをめぐって、馬氏は、「インダストリアル・インターネット」、「デジタル文化」、「金融安全」、「医療・健康」、「若い革新人材の育成」という5つの分野から具体的な提案を行う。

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