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河南省「春晩」の舞踊『唐宮夜宴』が話題に

2021年 2月 20日15:02 提供:東方網 編集者:王笑陽

 日本で年越しの時に家族揃って見る番組が「紅白歌合戦」であるように、中国の大みそかにも国民的番組がある。視聴率が最も高いのはもちろん中央テレビ(CCTV)で放送される「春晩(正式名称は春節聯歓晩会)」であるが、実は地方局もそれぞれの「春晩」を放送している。そして、「春晩」に登場したアイドル、歌やコントなどが放送翌日から話題になるというのも日本の紅白と似ている。

 今年の「春晩」に関する話題では、河南省の「春晩」が意外と好評を博している。鄭州歌舞劇院の14名の踊り手が出演した舞踊『唐宮夜宴』は、動画サイト「ビリビリ」での再生回数が合計450万回を超えた。

 『唐宮夜宴』は河南省博物館蔵の唐時代の三彩楽師俑をモチーフとした舞踊だ。踊り手は夜の宴会に出席する楽師を演じていて、化粧から服装の色、髪形まで、三彩俑にそっくり。唐時代のぽっちゃりした美人を復活するために、スポンジが入った服を着、口にも特製の綿を入れて頬をふっくらとさせている。

 また、AR技術を活用して踊りの舞台を博物館に変え、『搗練図』、『簪花仕女図』などの名画や、「婦好鸮尊」「蓮鶴方壺」、「贾湖骨笛」などの国宝も次々と登場させた。

 「これを見てからどうして唐時代にふくよかな女性が美しいとされていたのかがわかった!とても可愛いからだ」「河南省博物館に行きたい」「中国の伝統文化に自信を持つからこそ、このようなすばらしい演出ができるんだ」などのコメントが寄せられている。