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文化

『陰陽師』が中国で映画化 キャストとポスター発表

2019年12月17日 16:37
 提供:東方網 編集者:王笑陽

 日本の作家·夢枕獏の小説『陰陽師』に基づく映画『晴雅集』が、中国で制作されることが決定した。中国の作家·監督の郭敬明が、17日、ウェイボーアカウントを通じて発表した。

 『陰陽師』は平安時代の陰陽師·安倍晴明の活躍を描いた伝奇小説であり、その中に晴明のパートナーとして同時代の貴族で楽人の源博雅が登場する。この小説が発表されたのはもう30年以上前だが、日本ではずっと人気があり、これまで相次いで漫画化、ドラマ化、映画化、舞台化されている。

郭敬明監督がウェイボーで中国版映画の制作を発表

 そして17日、中国の人気小説家で、自分の長編小説『小時代』の映画化を手がけたこともある映画監督の郭敬明が、ウェイボーアカウントで『陰陽師』に基づく中国版映画『晴雅集』を制作すると公表した。郭監督は「原作者の夢枕獏さんの信頼に感謝します。東洋美学を貫く陰陽師の世界を描き、『陰陽師』ファンの期待に応えられることを願っています」と投稿するとともに、映画のポスターも発表した。

『晴雅集』のポスター

 中国版映画『晴雅集』は、安倍清明が先師の遺命に従って天都で開催される祭天大典に参加した時にパートナーの源博雅と出会い、一緒に奇怪な事件を解決するというストーリーを語る。中国の俳優·趙又廷が安倍晴明を、鄧倫が源博雅の役をそれぞれ演じることも明らかにされた。

趙又廷が安倍晴明を演じる

鄧倫が源博雅を演じる

 2017年には同じ夢枕獏の小説、『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』が中国の陳凱歌監督によって映画化され、『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』の邦題がつけられて日本上映されたこともある。

(編集:W)