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磁気チップ測定分野で新たな進展 北京航空航天大学

2021年 7月 21日18:39 提供:新華網日本語

  中国共産党創立100周年を祝賀し、北京航空航天大学の研究者は五つの原子層の厚さを持つナノ磁性薄膜に「100年中国『芯』」と書いた。この厚さは普通コピー用紙1枚の10万分の1に相当する。

  磁気チップの製造過程では、ナノ磁性薄膜をウエハー上に均一に広げる必要がある。研究者は今回、測定機器を使い磁性ペンで薄膜に字を書いたが、字のコントラストが同じで筆跡も鮮明であれば、薄膜が均一であることを示すという。

  この測定機器は、ウエハーレベルの磁気光学カー測定装置で北航集積回路学院の研究チームが開発した。

  同学院工程・設備学科の王新河(おう・しんか)主任は、磁気チップについて、信頼性が高い情報記憶モジュール、高感度の磁気信号センサーモジュールとして、航空機や衛星の制御システム、携帯電話の電子コンパス、自動車の自動運転などに応用できると説明。磁気チップの製造過程におけるコア技術である磁性薄膜測定は、中国がこれまで長い間、外国の制約を受けてきた技術だったと述べた。

  同機器はすでに科学研究分野に応用されており、10月には産業分野での商用化が始まる予定となっている。

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