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清明節三連休が目前 今年人気の旅行先は?

2021年 3月 29日15:11 提供:東方網 編集者:王笑陽

 中国のオンライン旅行予約サイト「携程(Ctrip)」や「去哪儿(Qunar)」などによると、清明節に合わせた三連休(今年は4月3日~5日)を目前に控え、旅行市場は盛り上がりを見せている。

 連休前後の航空券予約数は対前週比で1.5倍増加し、省を超える長距離旅行の予約数も1.7倍に増えた。例年と違うのは、今年は特に古代遺跡と文化に関する観光スポットが人気という点だ。四川省にある三星堆(さんせいたい)遺跡に関する検索数は、2019年同期比で3.4倍も増えている。また、河南博物館、隋唐洛陽城国家遺跡公園、開封清明上河園などの観光スポットに対する検索数も高まっている。この理由として、最近話題となった三星堆遺跡の新たな大発見があると考えられる。

 中国国家文物局は今月20日、四川省で約3000年あまり前に栄えたとされる古蜀文明の遺跡である「三星堆遺跡」から、黄金の仮面など、新たに500点以上が出土したと発表した。中国中央テレビでは特別番組を編成するなど大きく取り上げ、すぐにネットでも話題となった。

 文物局によると、三星堆遺跡の祭祀エリアから新たに6つの祭祀坑が見つかり、黄金の仮面の破片や鳥形の装飾品、金箔、目の部分が彩色された銅人頭像、巨大な青銅仮面、青銅神樹、象牙などの重要文化財500点あまりが出土したという。

 これらの新発見が今年の古代遺跡や博物館などへの旅行ブームを引き起こし、たくさんの人々の旅への意欲をかき立てていると思われる。