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立春の養生:陽気の保護に意をくばり

2016年 2月 4日11:18 編集者:兪静斐

  

 2月4日は立春である。立春は一年中の最初の節気であり、「立」は始まり、という意味で、立春は春の序幕を開き、万物がよみがえる春季の始まりを示している。このころは「若さが金色のようで柔らかさが糸のような」シダレヤナギの芽、土壌の中でむずむずして芽を出そうとしている小さな草は、「春風が吹くとまた生き返る」ことを待っており、そして「季節の回りが遅いと氷と霜が少なく、春になると草木がそれを知ることになり」、立春のころの自然の特色を端的に示している。

  

 立春の養生

 春季の養生は春の陽気の発生、万物の発生のはじまりという特徴に順応して、陽気の保護に意をくばり、「生」という字に着目するべきである。自然界の属性によって、春は木に属し、肝臓と対応する。春季における精神面の養生においては、激怒を厳しく戒め、更に憂鬱な気持ちになることを避け、度量を大きくし、楽観的に向上することを目指し、愉快な気持ちの望ましい心理状態を維持することである。春季の大自然の「発陳」(陳を除くこと)を利用し、大切にする時には、陽気の上昇、万物の芽生え、人体の新陳代謝が盛んになる機を借りて、適切な保養を通して、春の陽の気が広められ、新陳代謝の機能が正常に行われるようにする。

 立春の飲食

 飲食の養生の面では、春季は陽気が発生したばかりであることを考え、辛、甘の発散するものを食べ、酸、収斂の味のものは食べるべきではない。臓の力を疎通させ、気を調整する薬草と食品を目的として選ぶことができ、漢方薬草、例えばクコ、郁金、丹参、元胡など、食品は辛、温和、発散の効があるナツメ、浜納豆、ネギ、中国パセリ、落花生などを選んで弾力的に調合する。