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「われわれ『外国人』は他人じゃない」の絵から本物の人が現れる

2023年 3月 1日16:16 提供:東方網

「われわれ『外国人』は他人じゃない」。2022年春ごろの特殊時期、上海で暮らしていた三井住友海上火災保険(中国)有限公司の菅匡彦董事総経理は、このような言葉を心から口にしていた。菅氏のように楽観的で積極的な行動で、都市の回復に貴重な力を注いだ在上海の世界の友人は少なくない。海派芸術家である李守白氏は、このような多くのストーリーに感動し、国内外の友人がお互いに助け合う感動の瞬間を生き生きとした絵に描いて記録した。これらの作品は最終的に「われわれ『外国人』は他人じゃない」という絵本に集められ、このほど展覧会とイベントが開かれた。


上海市人民対外友好協会の景瑩副会長が来賓たちを率いて展覧会を見学

イベントで上海市人民対外友好協会の景瑩副会長は挨拶し、この1年間、私たちは多くのことを経験し、特殊な時期にみんなと一緒に黙々と上海を見守り続けたと述べ、「われわれ『外国人』は他人ではありません。私たちは家族で一つの都市で共に生活しており、上海を物語る人なのです」と語った。展覧会には日本、韓国、トルコなどからの国内外の友人30人以上が見学に訪れた。

作者の李守白氏は、絵の中の人物を見ながら興奮気味に、「今日は二つの感動があります。一つ目は絵の中の人物に会えたこと、二つ目は皆さんの行為で、人間の善良な一面に感動しました」と述べた。

絵を紹介する三井住友海上火災保険(中国)有限公司の菅匡彦董事総経理

 何気ない一言が展覧会のテーマとなったことに、菅匡彦氏は記者に対して、「われわれ『外国人』は他人じゃないという言葉を通じて、私たち上海にいる外国人は、国籍は違っても共に暮らす土地に貢献できることを伝えたい。今後も私は引き続き上海の一員として努力し、より多くの日本人に上海を紹介します」と述べた。


絵を紹介する上海浦南病院の小野火美子医師(左)と韓国人の朴永鎮医師

特殊時期にPCR検査チームに加わった日本人の小野火美子医師と韓国人の朴永鎮医師は、忘れられない記憶を述べた。朴医師は、「当時は午前4時5時に起きて、夜の帰宅は午後11、12時、時にはもっと遅くなりました。腰が痛かった時もありましたががんばり続けました。同僚の奥さんが腰を支えてくれた時は、おかげで一瞬で力がよみがえりました。私たちは上海の一員で、みんなのためにPCR検査をしたことを一生忘れません」と付け加えた。

NXグループ執行役員で東アジア地域社長の松尾純利氏

NXグループ執行役員で東アジア地域総裁の松尾純利氏は、上海赴任は3回目となる。展覧会を見学した後、松尾氏は、「上海にはすべてを飲み込む度量があります。みんな親友です。経済秩序と生活の回復に伴って、未来はもっと良くなると信じています」と話した。

「上海の風」を歌う小川恭史氏(左)と岸祐子氏

合唱する甘泉中学校国際部の学生

特殊時期に「上海の風」でネットで有名になった森さんチームの小川恭史氏と岸祐子氏も会場を訪れ、記憶に残る歌を歌って会場を温かく包んだ。イベントの最後は甘泉中学校国際部の学生が「ジャスミン」と「群青」を合唱した。

(曹 俊)