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上海閔行ハイテク企業の高品質発展に注目

2023年 2月 9日17:17 提供:東方網

1秒も無駄にせずカスタムペダルをカスタマイズできる自動車用インテリジェントライン制御シャーシシステム、レゴブロックを組み立てるように使用できる工業設計ソフトウェア、ロボットを「プロフェッショナル装備」から使いやすい「ツール」に変えるハイテク技術など。8日、東方網の記者がこれらのハイテク企業に赴き、新しい競争における実力や、沸き立つような勢いのエネルギーを感じてきた。

現在、新エネルギー車や自動運転関連の成長が著しいが、これらを支えるライン制御シャーシは業界の変革にとって非常に重要であるため、急速な発展のチャンスを迎えている。2021年7月に上海馬橋人工知能試験区に設立された上海利氪科技有限公司は、このチャンスをつかんで中国国内では珍しいワイヤ制御ブレーキ製品を開発し、量産を実現させた。さらに昨年5月にはAラウンドシリーズの融資を完了したが、これらに関して上海利氪科技有限公司の共同創業者である蘇幹庁氏は、「弊社の製品が生産を加速して注文量が急増したのは、上海ならではの科学研究開発のメリット、地域産業クラスター効果、ハイエンド人材の集中などのおかげである。現在、弊社の目標は生産量の拡大と品質と量を両立する納品だ」と、自信満々で述べた。

馬橋人工知能試験区にある上海設序科技有限公司も、2020年創業の新興企業だ。当社が独自に開発したスマート工業CAD(コンピュータ支援設計)ソフトウェア「フラッシュセット」は主に自動車及び航空分野に応用されているが、市場初の「工業コア」+「AIコア」というデュアルコア駆動CAD製品であり、自社開発のAIアルゴリズム推薦により設計案を作成し、設計生産力を大幅に向上させた。「もともと、エンジニアは1日に1枚の図を描いていた。だが、弊社の設計ソフトウェアを使うことによって1日に10枚描けるようになり、効率が約10倍に向上した」と、上海設序科学技術有限公司の呉泳栄CEOは述べた。そして、「弊社の設計ソフトウェアは、モジュールを自主的に選択することで数分以内にモデル設計を完了することができる。エンジニアの仕事をより楽しくし、産業チェーンをより効率的にする。堅実な技術のおかげで昨年は数千万元の売上を得た。資本市場からも注目されて、すでにAラウンド融資も完了した」と述べて、「今年の売上高は昨年より3倍増加する見込みだ」と未来に対する自信を示した。

この2社の新興企業に比べて、設立して9年目となったJAKA(節卡)ロボットの発展は「高速道路」に入り、協力ロボットからコラボロボット時代に向けて邁進している。日本、ドイツなどにチームも設立した。世界中に1万台以上のロボットを配置して、自動車、電子、半導体など世界的に有名なブランドの生産ラインにサービスを提供している。また、商業新消費の分野でも消費者と直接触れあうサービスの仕事に従事している。JAKAロボット副総裁の常莉女史は、「私たちは『ロボットで両手を解放する』ことを目指している。企業の『小ロット、多品種、カスタマイズ』のフレキシブルな生産需要に対しては、『小単速反』のフレキシブルな智造(スマート製造)に転向している。春節の連休が終わって仕事に復帰すると、顧客の需要を確認するために百人近くのチームを直ちに派遣した。同時に、アジア太平洋、ヨーロッパなどからの海外チームも研修のため、続々と上海にやって来た。協力ロボットの分野では中国市場のシェア40~50%を占めており、今年は投資を増やして地域市場の開発に力を入れる予定だ。今年の市場回復に自信を持っている」と述べた。

上海市閔行区に所在するこれらの企業は、閔行人工知能産業の基礎を固めている。関係者によると、人工知能産業は閔行区の四大ハイエンド製造業(ハイエンド装備、次世代情報技術、生物医薬、人工知能)の一大産業として、今後、上海市南部イノベーションセンター及びインテリジェント製造の高品質なモデルチェンジ発展のための新しいエンジンと新しい名刺になることを目指している。

(編集:曹 俊)