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2022年 5月 4日17:21 提供:東方網
ロックダウンも1カ月と長期に渡っている。上海の天山地区に17年住んでいる日本人の清水泰雅氏は、生活と安全を支えてくれている居民委員会、保安、清掃、ボランティアの方々に感謝の気持ちを表そうと、気候の変化や健康も考えて、保健飲料のリポビタンD300本を送った。
4月1日に上海の浦西がロックダウンして以来、清水氏はコミュニティの隣人や居民委員会から、多方面にわたって世話をしてもらった。いま、ようやくコミュニティが防範区になり、この間の生活を振り返って、清水氏は感謝の気持ちを表したいと考えた。
先月ロックダウンが延長されると、隣に住んでいる上海人夫婦はすぐ清水氏にウィチャットで連絡をよこし、食材が足りているかとたずねたり、野菜を団体購入するので必要があれば消毒してからドアの前においてあげると声を掛けたり、細かく気を配ってくれた。それに、居民委員会の人やボランティアなども、ウィチャットを通じていつも何か困っていないかと心配してくれたので、ロックダウン中でも清水さんは、とても安心だと感じた。
「住んでいるコミュニティでは食材などは団体購入して入手できたので不自由はありませんでした。でも、どうしても入手が困難なゴミ袋や洗剤などの消費財は入手が困難だったんです。でも、5月3日に居民委員会から4回目の支援物資を受け取った時にこれらの物も入っていたので、大変助かりました」。
仕事の合間に清水さんはコミュニティのボランティアをしている。今回のロックダウンでは団体購入物資が多いので、「私は若くないですが、まとめて届いた荷物などを各棟や各戸に届けるなどのお手伝いをしています」と語る。
清水氏はロックダウン前には出前や外食が多くて、家で作る事はほとんどなかったが、今は毎日自分で調理して食べている。「インターネットで調べると調理法を簡単に調べられるので便利な時代です。料理の腕が上達したようです」と述べた。
ロックダウンが解除されても感染対策などにしっかりと気をつけなければいけないので、大勢で集まるのは控えて、親しい友人とだけ、順次個別に食事に行きたいと思っている。
また、経済について清水氏は、「上海は困難もあるでしょうが、これまでも必ず前に進んできているので、これからも同じような成長を続けると確信しています」と述べた。
(曹俊写真:清水泰雅)