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101.4億元! 上海静安税収の「百億ビル」が高品質発展の新しい脈動を示す

2022年 1月 1日16:25 提供:東方網

  101.4億元。これは上海市静安区プラザ66が2021年に納税した額だ。上海オフィスビル経済と本部経済の発展に新しい1ページが添えられた。 

  プラザ66(左)と南京西路商圏

  さらに黄浦江の対岸にある浦東新区陸家嘴のifcモールも、2021年の納税額が100億元を達成する見込みだ。

  100億元ビルが相次いで誕生したのは、高品質発展の新しい脈動と言えよう。

  プラザ66の彭兆輝高級董事は、「プラザ66の総建築面積は27万平米で、2棟のオフィスビル面積は16万平米ある」と紹介する。入居しているのは有名な企業が多い。たとえば、世界の高級品を扱う大手のLVMH、グローバル4大会計士事務所の一つであるピマウェイ、世界5大不動産コンサルティング会社の一つである戴徳梁行など。ショッピングモールにはルイヴィトン、エルメス、ディオなど、100以上の国際有名ブランドがそろっている。

  ifcモールには多くの金融関連企業、専門サービス機構が入居した。ショッピングフロアに集まっているのは250店の国際トップ小売店とグローバル旗艦店だ。たとえば、資生堂傘下のハイエンド化粧品ブランド御銀座が2021年に初めて中国に進出した際には、グローバル旗艦店をこのモールにおいた。

  100億元ビルの成長は、消費のレベルアップ、産業生態の成型、ビジネス環境の優良化などと切っても切れない関係にある。

  上海市静安区投資促進弁公室の龍芳主任によると、現在、上海は国際消費中心都市を建設しており、グローバルブランドが販売、最初のショー、初店舗の進出などで中国消費者の潜在力を引き出しているのだと説明する。

  産業生態の構築も柱の一つだ。プラザ66には商業貿易のトップ企業をはじめ、多くの産業チェーンの上下流企業が入居した。ピマウェイの中国政府と公共事務諮問サービスパートナーである劉明氏によると、本部経済にサービスを提供するプロセスで、企業発展がリンクするパートナーは同じビルの上か下にある。ビルの上と下は上下流に変わる。それはビル経済に内側から良好な循環をもたらすという。

  「ビジネス環境の優良化はグレードアップしなければいけない」と上海市静安区委員会の于勇書記は強調して、次のように述べた。資金、人材などの関連政策だけでなく、小さな点に着眼してさらにその先、次の一歩を考える必要がある。たとえば、ホワイトカラーの昼ごはんのカバー率などは一見小さいことに見えるが、実は重要なことだ。陸家嘴金融タウンでもビジネス環境も重視している。ここではビルフェア連席会議が開かれ、その場を通じて政府、企業と社会各界の参与を誘致し、ビル経済の「最後の一キロ」を貫通させた。

  統計によると、2021年陸家嘴の税収において「億元ビル」を超えるのは110棟、静安区では80棟に達する見込みだ。2022年にも上海ビル経済、本部経済が引き続き拡大し、上海で国内大循環のノードを構築し、国内·国際双循環の戦略リンクに重要な支えを提供することが期待される。

  (編集:曹 俊)