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上海民間救援隊リーダー徐俊:生まれつきのヒーローは誰もいない

2021年 12月 29日17:11 提供:東方網

  


  2021年7月、中国·河南省は強烈な豪雨に襲われ、鄭州市の被災が深刻になっていた。上海の民間ボランティア団体である「上海三栖救援隊」は救援の依頼を受け、チームメンバー23人がすぐに鄭州に赴いて救援活動を展開した。その写真や動画はSNSで話題になり、上海三栖救援隊は多くの人に知られるようになった。

  救援隊のリーダーである徐俊は取材に応じて、「私たちは7月20日の深夜に鄭州へ駆けつけ、3日間眠らず、昼夜連続で捜索した」と、当時の苦労を語った。徐俊によると、救援隊は7日間で3カ所の被災地に行き、被災者6000人を安全なところに移動させた。そして今、この救援隊は新型コロナ感染が拡大した西安で防疫の任に当たっている。

  上海浦東三栖救援隊は2018年に結成し、メンバーはほとんどが元消防員、特殊警察、陸海空三軍の特殊兵だ。地震、水害、高空救援などの経験がある人材がそろっていて、世界でも先進の救援設備や技術を絶えず導入して活動している。

  


  


  救援活動はいつも順調に進むわけではない。危険に遭うこともよくある。河南での活動の時は、あるメンバーの携帯が水没して故障。家族と連絡が取れなくなり、とても心配をかけてしまった。また、空腹を抱えたまま活動したり、水に落ちてしまったり、救助艇がガラスの破片で破損したりということもある。メンバーは常に物心両面の試練に直面しているのだ。

  徐俊は、メンバーは本来の任務を持ちながらも救援活動のために個人の休憩時間を犠牲にしており、本当に尊敬に値すると述べた。専用の地震救援装備は100万元もするし、潜水士の訓練費用も1人あたり30~40万元かかるという。

  最後に徐俊は、「来年以降も引き続き救援隊の技術や装備を向上させるのが希望です」と、抱負を述べた。

  (編集:f)