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浦東初のAI未来街区がランドマーク設計の最高賞を受賞 

2021年 9月 6日18:10 提供:東方網 編集者:範易成

 朝の地下駅、忙しいサラリーマンはAI無人車両に貼ってあるQRコードを読み取るだけで、車両の中で朝食や飲み物などを受け取ることができる。このAI無人車両は「新石器」という会社が製造したもので、浦東の張江にあるAI未来街区からやってきたものだ。

  張江にある総面積4.6万平方メートルのAI未来街区は、浦東初のAI未来街区だ。先日、この街区はドイツの「ICONIC AWARDS 2021」というランドマーク設計の最高賞を受賞し、産業用プロジェクトとしては唯一リスト入りした。

 AI技術の実験のために街を活用

 「未来のAIコミュニティに素晴らしい都市エリアのコンセプトを実現した。鉄とコンクリートが満ちている都市と比べ、ここは人にとってはるかに快適だ」、と「ICONICAWARDS 2021」の審査員はAI未来街区を高く評価した。

 AI未来街区のデザイナーは、AI未来街区が示している「都市を貫く」のコンセプトは、張江にある緑に包まれた他の街区とは異なり、「共有」の雰囲気を強く持っている、と紹介した。

 星月投資会社が開発·運営する「AI 未来街区」は、それぞれ独立した18棟の商業施設で構成されており、このうち30%が商業用、70%が産業開発用という。張江AI島の人工知能産業の発展と拡張のため、星月投資ではAI 未来街区の設計時点から、AIという要素を第一に置いてきた。

  AI 未来街区では昨年、正式に運用が開始されて以降、インターコンチネンタルホテルグループ(IHG)初のAIホテルや新石器会社の無人自動車を導入してきた。そして、1キロに及ぶ「浜河スマートショーケース」を設置して、人工知能という「未来技術」を展示するステージにもなっている。 

  星月投資会社の顧国燕副総裁は、「将来、AI 未来街区では展示と体験を重視します。より大きなロボットのテストができるように、AI 未来街区内の道に加えて、海科路など外の街並みにも道幅5メートルのエリアを確保します。ここの科学者は研究室に籠って研究するだけでなく、創造的なアイデアをより大きなシーンで試すことが可能になると期待しています」と語った。

 AI未来街区はほぼ「満員」

 中国でトップのGPUチームと言われる沐曦電子も、AI未来街区に進出を果たしている。沐曦電子の責任者は、張江科学都市の中核的な地域センターとして人工知能企業の発展を強力に後押しすることができるという利点こそがAI未来街区を選択した理由だ、と述べた。 

  また、世界で初めてフルスタックのソフト·ハード無人機の量産を実現した新石器会社も、AI未来街区に華東地区の本部を置くつもりだという。

 星月投資会社の顧国燕副総裁は、将来、AI未来街区はAI島などと絡み合って産業クラスターを形成し、各分野と連携して張江AI産業サークルを構築していくだろう、と紹介した。

 現在、AI未来街区は「満員」に近い状態だ。幼稚園、レストラン、カフェ、ホテルなどのサービス施設も配置され、書店などの公共文化スペースも周辺のサラリーマンやコミュニティに無料で開放されているという。

(編集:k)