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「第14次5カ年計画」:ハイファ新港が開港

2021年 9月 3日13:36 提供:東方網 編集者:範易成

 イスラエルのハイファ新港の開港式が9月1日に行われた。これはイスラエルにとって60年ぶりの新しい港であり、中国の企業が初めて先進国に向けて「スマートポート」という先進的な技術と管理経験を輸出した例である。ハイファ新港は「一帯一路」協力プロジェクトにおいて、濃い一筆を描いたと言えよう。

 ハイファ新港は「一帯一路」沿線の模範港を目指す

 開港式は9月1日、イスラエルのハイファと中国の上海を映像で結ぶ形で行われた。ハイファ新港は上港グループが海外に建設した自動化コンテナ港で、その運営権も上港グループに属している。

 イスラエルの中国大使館はハイファ新港の建設について、「コロナが流行する中で、中国が出資した企業のうち最もスムーズな建設プログラム」と称賛した。ハイファ新港の建設は、上港グループにイスラエルの会社などを加えた多くの企業で構成されたチームによって進められたが、建設にあたっては様々な困難があったといわれている。

 6年前、上港グループは「一帯一路」協力プロジェクトに応じ、厳しい談合を経て多くの国際的な会社の中からハイファ新港の運営権を勝ち取った。建設は2段階に分けて進められており、2018年から建設が始まって第1段階はすでに完成した。第1段階で完成した港の長さは805.5メートル、年間スループットは106万TEU、第2段階の港の長さは715.5メートルで、年間スループットは80万TEUに設計されている。港の前部及び埠頭などはイスラエル国家港湾会社が担当し、港後部の陸地の部分及び設備の配置などは上港グループが担当した。上港グループは建設が終了した後も、港の運営を担当する。

 ハイファ港はイスラエルで最も大切な港町のハイファに位置している。ハイファはまた、イスラエル北部の交通及び工業の中心で、地中海沿岸の鉄道中枢でもある。国際海運において重要な役割を果たしているだけでなく、「一帯一路」沿線においても重要な位置を占める場所だ。

 ハイファ新港は地中海沿岸にある港の中では、最も先進的で最も環境に優しく、最速の建設で最も費用効果の高い港となる。世界で最も先進的な港湾技術を駆使して、自動化レベル、作業効率、省エネと環境保護、および顧客サービスの面で、ハイファ港とさらにはイスラエル全体の港湾産業にも大幅な改善をもたらすと期待されている。同時に、ハイファ港の完成は、これまでの港の混雑状況を大きく改善することで、イスラエルとその周辺地域の商品流通に、より効率的で便利なサービスを提供し、上海港と「海のシルクロード」沿線の各港口との連結を促進して、ヨーロッパ市場の往来に重要な貿易チャネルとなるに違いない。