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上海のストリートアーティストはより高い舞台へ

2021年 9月 3日13:35 提供:東方網 編集者:範易成

 人々の邪魔しない、屋台を設けない、値上げしない、見た目をよくする、マナーを守る……。これらは2014年に上海で設けられたストリートパフォーマーのライセンスに関する規則だ。これ以来、ストリートアーティストは常に「14条の約束」を遵守しており、市民や観光客の「ストリートアート」に対する印象もよくなった。

 ライセンスを持つ人数は当初の8人から300人以上に増えた。定期的なパフォーマンス会場も静安公園1カ所から30カ所以上に増え、上海ストリートアートの規模は大幅に拡大している。休日になると、彼らは清掃員や宅配業者をねぎらうためにパフォーマーに変身する。予防接種現場でも、彼らが楽器を持って楽しく歌っている姿が見られる。上海演出業界協会の韋芝会長は、「ストリートアーティストのステージはもはや『ストリート』を越えた」と語る。

 30代、40代の高学歴アーティストがよりエネルギッシュに発言

 現在、ライセンスを持つストリートアーティストのうち、3分の2は30代、40代の高学歴者だ。彼らの思考は大胆で創造性と責任感があり、活力にあふれている。彼らはストリートアートに新鮮な力をもたらし、またエネルギッシュに発言している。

 フランスから帰国したばかりの董亦含は、ライセンスを取ったばかりの最新ストリートアーティストだ。笛などの中国の伝統楽器を演奏するのが得意で、演奏中は必ず「漢服」という中国の伝統的な服を着ている。「フランスにいた時もこのようにして中国文化を広めていました」と、董亦含は語った。彼はフランスの自動車会社でエンジニアとして長年働き、地元の音楽祭によく参加していたという。

 「ストリートアーティストは私のもう一つの仕事です。儲かるかどうかよりも、中国の伝統文化を見せることが大切なのです。より多くの人に伝統文化を紹介できるこのようなプラットフォームがあってとても嬉しいです」と述べた。

 細心の注意と情熱が「ソフトパワー」となる

 アーティストの監督者と何人かのアーティストで構成されるストリートアート委員会は、この2週間、これの1年間の日常業務を整理し、検討している。ストリートアートの申請、ライセンスの更新、レビュープロセスの改善をはじめ、アーティストへのサービスの提供など、ストリートアーティスト委員会の「自律性」のレベルもますます高くなっている。

 上海交通大学卒業の華俊は上海演出行業協会ストリートアート委員会理事で、6年のストリートパフォーマンスの経験がある。自分の才能と努力で人々のストリートアートに対する偏見と誤解を捨てさせたい、というのが夢だ。

 今、華俊の夢はゆっくり実現しつつある。6年前に街でサックスを演奏していた時には驚きや無理解、好奇の目で見られたが、今彼の前に立つ人々は演奏を楽しみ、称賛を送ってくれる。彼のように、ストリートアーティストを目指してライセンスを取ろうとする人は、ますます多くなっている。

(編集:k)