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宋慶齢の趣味:料理とレシピの収集

2021年 9月 1日9:07 提供:東方網 編集者:範易成

 宋慶齢は料理が大好きで、レシピの収集も趣味としていた。宋慶齢記念館には彼女が集めたレシピを記した日記帳があり、中華だけでなく西洋料理のレシピも多く書かれている。ほとんどが自分で学んだことや友人から集めたものを英語や中国語で書いたものだが、新聞から切り取って貼り付けた「レシピの原稿」も少なくない。

 1928年5月、ベルリンで土地問題の研究に没頭していた宋慶齢は、地元の伝統料理のポテトパンケーキが大好きで、その作り方もマスターした。ある友人によると、それから何年も経った戦争中の重慶でも、彼女はこの料理を再現しようとパンケーキを作れる鍋を探していたそうだ。

 秘書の張珏によると、宋慶齢はよく自分で料理を作って、スタッフにその手作りの料理を配っていったそうだ。1937年、彼女は秘書の李雲に感謝の気持ちを表そうと、家で食事をしていくよう誘った。簡単な食事だったが、すべて彼女の手作りで、その時、宋慶齢は李雲に孫文から料理を学んだと語ったという。

 宋慶齢はまた、料理と食事は文化交流のチャンスだとも見なしていた。1950年代の半ばに、当時のインドネシア首相夫婦は中国料理が大好きで、首相夫人がある中国料理のレシピを欲しがっていることを聞きつけ、宋慶齢は八方手を尽くしてそのレシピの英字版を見つけ、それを首相夫人に贈ってくれるよう友人に依頼している。

 宋慶齢の集めたレシピ集には、料理の作り方だけでなく、彼女の生活に対する情熱や友人への愛情があふれていると言えよう。

(編集:k)