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上海 漢方をコロナ予防と管理に活用

2021年 9月 1日9:06 提供:東方網 編集者:範易成

 コロナの流行以来、上海では漢方が病気の予防及び治療に重要な役割を果たしている。上海コロナ医療治療グループでは、デルタ株へ対応するため、漢方を「4つの早期」(早期発見、早期報告、早期隔離、早期治療)のコロナ予防と管理に活用している。

 それぞれの人に合わせた予防法

 8月上旬、上海漢方学会と国立漢方疾病予防管理基地が策定した「漢方薬による外因性疾患(呼吸器感染症)の予防ガイド」が正式発表された。このガイドは、漢方薬、漢方による健康管理、日常生活の指導に分けて、伝統的な漢方による予防方法を提言している。

 このガイドは、健常者、高齢者、慢性疾患患者、濃厚接触者などに対して、さまざまな内服による予防方法を示しているほか、燻蒸や匂い袋といった外用の漢方薬を用いた予防法も提唱している。

 5つの経験を国家計画に採用

 上海漢方コロナ予防管理の専門家グループの研究によると、現在のところ、デルタ株感染症の病因に変化はない。上海で行われている漢方薬と西洋医学の協同による治療法は依然として優れた効果を維持しており、上海の漢方医も臨床での効果を上げるために、引き続き漢方薬の研究を続けている。

 以上のような上海における漢方薬治療の有効性と特性については、すでに科学技術研究を通じて初歩の検証が行われており、これら上海の漢方薬治療経験は三つにまとめられ、そのうちの主な5つの経験は、全国の漢方薬治療プログラムにも取り入れられた。さらに「上海漢方コロナ治療経験集」も出版され、全国の漢方関係者と共有できるようになった。

 上海の漢方は、これまでの経験に基づいて、臨床と新しい漢方薬の開発·研究の促進を促しており、予防と治療における漢方の役割とメカニズムをいっそう「明確に説明」することで、コロナの予防及び治療に力を貢献している。

(編集:k)