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15分ライフサークル構築のために上海がしたこと

2021年 8月 30日17:20 提供:東方網 編集者:範易成

  最近、商務部を含む12部門が共同で、「市内15分圏内の便利なライフサークル建設を促進する意見」を発表。上海市も、「コミュニティライフサークルの企画ガイド」をリリースした。

 コミュニティライフサークルは、15分圏内で飲食、買物、修理といった日常のこまごました必要をはじめ、医療、年金、養老などの生活インフラ、そして、芸術、リラックスまでのニーズを満たすものを目指すものだ。

 15分ライフサークルはニーズへの対応能力を生み出す

 コンビニ、野菜市場、花屋、喫茶店……。人々は便利な生活に様々に期待しており、そしてこの「サークル」には、それに対応する様々な可能性がある。 専門家は、15分ライフサークルでは、都市の土地あたりの機能効率を集中して向上させなければならず、さらに人々の要求に対しての適応能力とサービス力を高めなければならない、と指摘している。

 商務部が発表した「意見」も、マルチ機能の実現について言及している。

 15分ライフサークルは生活費を削減

 良いライフサークルは、単に近くに多くの機能をまとめるだけで事足りない。では、「良い」ライフサークルとはどういうものだろうか?

 調査によると、この「良い」に対しては、生活のサービスが家から近くて便利という以外にも、いろいろな現実的要求がある。したがって、もし都市機能の改善と資源配置の最適化を通じて15分ライフサークルをミニシティに設けることができたなら、人々の生活の質が向上するだけでなく、生活費を大幅に減らすことも可能となる。それは仕事と住居の不均衡、交通渋滞などの「大都市病」を根元から治すことにつながるからだ。

 15分ライフサークルはソフトパワーを拡大

9月に第4回上海都市空間芸術シーズンが幕を開ける。今度の最大の焦点は、上海の15分間ライフサークルを初めて完全に組み入れる点だ。地域住民の参加を呼びかけて芸術をライフサークルに取り入れ、人々に幸福感の向上をもたらすと同時に、都市のソフトパ  ワーを拡大することも目指している。

 サークルが照らし出す都市のソフトパワーに関して、国立文化観光公共サービス専門家委員会のメンバーであり、上海格物文化開発研究所の学部長である符湘林氏は次のように解説している。「まず、それは都市のありかたを反映するものです。コンセプトに近いというだけでなく、上海が常に人々のニーズをターゲットにしてきたことを反映するものです。また、それは都市の能力を体現しています。サークルの建設には、膨大な人力と資源が欠かせないからです」。

(編集:k)