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浦東新区:「革新的措置」を発表 新たな経済改革を巻き起こす

2021年 8月 24日17:32 提供:東方網 編集者:範易成

 浦東新区の市場監督部門はこの程、新たな経済改革につながる「十件の革新的措置」を発表した。この一連の措置は、市場アクセスの障壁をさらに減らして産業のアップグレードを促進し、長江デルタの統合開発を一層促進するためのものだ。

 企業の自主権を拡大

 今回の改革によって、企業は事業許可証には本業と許可事業範囲だけを登録すればよく、そのあとで登録していない一般事業に従事した場合には、変更を申請せずに事業を行うことが可能となる。この措置は、企業にとって登録が容易になるというだけでなく、ほんの一瞬の市場のチャンスを捉えることを可能にするものだ。

 また、要件を満たすチェーン食品事業の場合、本社が市営市場監督局による現地審査に合格すれば直営店では現地監査は不要で、その場でライセンスを取ることができる。乙類の市販薬の小売りを申し込みに関しても、オンサイト検証手続きはなくなり、申し込みが受理されればすぐに許可証が発行される。

 産業チェーンを強化

 新しい措置は、計測、標準化、テスト、認証などの産業支援分野に焦点を当てており、サービスシステムの構築の強化にも取り組む。

 例えば、より多くの国際貿易会社に検査とテスト、認証と認定サービスを提供したり、国内外との協力を強化するために、上海パイロット自由貿易区にある「一帯一路」技術交流国際協力センターでは海外拠点を拡大し、その認証受理範囲を長江デルタにまで拡大する。この方針は、国際貿易会社に大きな利益をもたらすと期待される。

 総合的な市場監督を試行

 今度の改革では、市場監督にも革新的な措置が実施される。スーパーを例にすると、必要だった数項目の許可は「総合事業許可」一つに統合されたものの、監督は依然として複数の部門に分かれていたため、監督が繰り返される場合が多かった。これからはビッグデータなどを通じて、複数部門の監督情報の相互接続が可能となる。許可の申し込みは1回だけ、多部門の監察も1回で済む。このため、信用度の高い企業は安心して発展·成長することができる。

 浦東新区市場の呉偉平監督局長は、「これら一連の措置によって企業へ繰り返し『邪魔』することがなくなり、市場監督の効率をさらに向上させることが期待されます」と語った。

(編集:f)