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上海静安国際イノベーション回廊:世界的な影響力を持つイノベーションセンターを目指す

2021年 8月 24日17:28 提供:東方網 編集者:範易成

 今後5年間で上海静安区は国際的なイノベーション回廊を建設し、国際的、専門的なデジタルイノベーションのベースブランドを構築して、人材及び資源を通じて世界的な影響力を持つイノベーションセンターの作成を目指す。

 スペースレイアウトで新企業を誘致

 上海静安国際イノベーション回廊は合計14平方キロメートルをカバーするもので、高級サービス企業が集まっている南京西路貿易エリアと蘇河湾浜水貿易エリアをつなげて、より多くの「専門的で特別な新しい」企業を引き付けることを可能にする。

静安国際イノベーション回廊にはKPMGやベインなどのグローバルサービス組織が集まっているため、国際的な高級サービスが提供できる。そのほか、ここには20社以上のイノベーションブランドがあって、これらが新企業との協力及び発展にプラットフォームと専門的なサポートを提供する。

 改革でイノベーションを促進

 静安区はイノベーション促進のため、20件以上の改革措置を提出している。これには政府の管理モデル及び財政と税金の運用メカニズムなど、さまざまな分野が含まれる。

 また、静安区はイノベーションのサービスシステムの構築を一貫して推し進めており、より照準を絞った一連の支援政策を打ち出すほか、企業への補助を調整する。これまでは直接、大企業に補助金を与えてきたが、これからはイノベーションと業務のニーズによるサポートに切り替え、これによって、全体の企業のアップデートを後押しする。

 制度で人材を引き付ける

 国際的なイノベーションセンターを作成するための重要なポイントは、国際的な人材の確保にある。

そのため、静安区は海外人材を受け入れ戦略を実施する。科学革新人材サービスセンターと国際人材サービスセンターを設立したほか、中国に来る海外人材の労働許可に関する手続きを簡素化する。これらの措置により、海外の人材は、今は現地に来なくても労働許可が楽に取れるようになった。

 イベントで人材を引き付けるも大切だ。静安区はこれまでも科学的で新しい様々な大会を主催してきた。今年も静安区は、政府及び企業のデータを提供した生態協力同盟という初めてのイベントを主催し、多くの人材を引き付けた。様々なイベントは人材と企業の間に橋を架けることにつながるので、静安区では大会やイベントの受賞者を支援する政策を予定しており、企業のイノベーションをより推し進めたいと考えている。

(編集:Kitsu)