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新型コロナで上海の地元ケース1人を確認 浦東空港貨物運輸区外航貨物機スタッフ

2021年 8月 3日14:35 提供:東方網 編集者:範易成

 2日、上海で新型コロナの地元ケース1人が確認された。患者は浦東空港貨物運輸区外航貨物機のスタッフで、3日午前、上海市人民政府新聞弁公室はこれに関して100回目の新型コロナ疫情予防·コントロール記者会見を行った。

 浦東新区の李国華副区長によると、8月2日、上海市浦東新区中医医院から、要求にしたがって行われた新型コロナPCR検査において1つのサンプルが陽性だったとの報告があった。対象者は直ちに浦東新区人民医院隔離病棟に送られて、上海市と区の疾病コントロールセンターの確認を経てPCR検査結果が陽性だと確認された。さらに臨床と画像診断、実験室PCR検査結果とあわせて、新型コロナと確定。その後上海市公共衛生臨床センターに送られ、隔離治療を開始した。

 これについて上海市では疫学的調査、関係者の調査·追跡、PCR検査と隔離管理を行い、関係した場所と環境の消毒といった防疫措置を実施した。

 今回の患者は浦東空港貨物運輸区の外航貨物機スタッフの一人で、男性、53歳、外航貨物機ユニット浦東空港内での輸送を担当している運転手だ。浦東新区川沙新鎮華夏二路1500弄心圓西苑団地に住んでいて、7月21日と28日に通常のPCR検査を行い陰性だった。14日間上海を離れたことはなく、職場と居住地以外では、永和大王(妙境路店)、工農飯店(喬家弄8号―10号)などに行った。市では現在、上述の場所を閉鎖的に管理して消毒を行った。

 徹夜の調査によって、8月3日午前9時までにこの患者の濃厚接触者52人(このうち家族が6人)を確認。全員上海におり、集中的な隔離措置を実行して、1回目のPCR検査結果は陰性だった。

 さらに上海での濃厚接触者250人に対して集中隔離措置を行い、1回目のPCR検査結果は陰性だった。

 8月3日午前9時までに、64860人を対象にPCR検査のサンプリングを行い、このうち27174人のPCR検査を終了したが結果がいずれも陰性だった。他のサンプルについては現在検査中である。

 患者と濃厚接触者に関係した物品や環境などをサンプリングし、413のサンプルを採集して検査した結果、陰性であった。

 上海市疾病予防コントロール弁公室では、浦東新区川沙新鎮華夏二路1500弄心圓西苑団地を中リスク地区とした。上海市のその他の地区は低リスクとなっている。

 上海市衛生健康委員会の鄔惊雷主任は、各人の防護の強化を呼びかけた。マスクをかけ、人との距離を保ち、衛生に注意することなどを薦めた。また、必要がなければ上海を離れないことと、海外並びに中国国内の中高リスクの都市に行かないよう呼びかけた。発熱、咳などの症状があれば、マスクをつけて発熱外来に行くよう勧告した。

 さらに今後の措置として、高リスク地区から上海に戻る者に対しては、14日間の集中隔離健康観察と2回の新型コロナPCR検査を実行する。中リスク地区から上海に戻る者に対しては、14日間の厳しい団地健康管理と2回の新型コロナPCR検査を行う。

(編集:曹 俊)