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中国初のドローン低空配達テストエリアを上海金山に開設

2021年 7月 14日17:17 提供:東方網 編集者:王笑陽

 東方網14日付:スマホで注文してからわずか10分で、暖かいデリバリーがドローンで家に届けられる……。このSF作品のようなシーンが、今上海で実現しようとしている。先日の「世界人工知能大会2021」において、上海市金山区政府は中国フードデリバリー大手美団と正式に契約を交わし、中国初の都市低空物流運営モデルセンターの金山区での設立を共同推進することになった。

 美団は2017年からドローン配送計画をスタートさせ、3キロメートルで15分配送の低空物流ネットワークの構築に取り組んできた。現在すでに自律飛行ドローン、自動化空港、ドローン管理システムの初期開発を完了しており、うち中核システムの9割以上の部品が独自に開発したものだ。

 美団の上級副総裁である王莆中氏は、「人工知能などの技術は、ここ数年で飛躍的に進歩した。これにより、都市の低空飛行は、民間用の撮影から大規模な産業用への転換が可能となった。都市の低空物流ネットワークは今後10年から20年のテクノロジーイノベーションの重要な機会になる。ドローン+生活シーンの結びつきは、低空物流ネットワーク構築の最良のルートだ」と述べた。

 関係者の話によると、今年の初めに美団は初めてドローンを使用して深センのユーザーの注文を配送した。その後、深センでコロナウイルスが発生した時、南山区の防疫対策のために都市物資を輸送する「空中ルート」を確立して、隔離区の住民に緊急物資を配送した。2021年6月現在、美団のドローンはすでに20万回以上の飛行テストを完了しており、2500以上の配送を成功させたという。

(編集:f)